自分の家で玉座に座る皇帝になる

March 16, 2022

オーロラ・レイ銀河連邦大使からのメッセージ　【 自分の家で玉座に座る皇帝になる 】

親愛なる皆さん。
古来より、男女を問わず、精神面を鍛えようとすることがあります。

仏教では、心を鏡に喩(たと)えて、常に綺麗に磨いておくことが大切だとされています。
そうでなければ、本当の自分を見ることができず、自分の存在の意味を理解することができないからです。

心は、この世の主要な道具です。
この宇宙全体を創造したのは、心です。
身体はその為の乗り物、運搬物に過ぎません。

自分の心をコントロールできない限り、この世界に対して何かをすることはできません。
そして、心をコントロールする為の最初のステップは、心がどのように機能し、どのように思考が生じ、どのように思考が破壊されるかを知ることです。
何故なら、自分と心の間では常に戦いが起こっており、気をつけなければ負けてしまうからです。

心は、2つの部分で構成されています。
1つは、今、この瞬間に留まる部分、もう1つは記憶や想像の中に戻って行く部分です。

思考とは、過去に撮影された言葉のないイメージや感覚に過ぎず、その写真は脳の記憶中枢に保存され、再び心のスクリーンに映し出されると、以前と全く同じ感覚を生み出すのです。
だから、思考は必ず感情を生むのです。

それは、私達の心の中にある最も重要な秘密の一つです。
それは、自分自身を我々のものだと思いながら、しかし、我々のものではない訪問者です。

実のところ、心は私達の中の内なる芸術家のようなもので、思い込みや記憶、過去の経験、トラウマの痕跡を元に全ての物語を創り上げているのです。
先ず学ぶべきは、自分は自分の思考でもなく、自分の感情でもない……自分は意識そのものであるということです。
そして、意識がある限り、自分と思考や感情との間にはある程度の距離があり、そうでなければ意識は全く無いかも知れません。

マインドフルネスとは心にスペースを作り、それが習慣的に機能しないようにする技術です。
現在に存在し、気づき、手放すことが大切なのです。

その為、この方法をマスターするのはとても難しいのです。
しかし、マインドフルネスをマスターしたと感じた時、貴方の人生に大きな変化を齎(もたら)すことができます。

マインドに、気をつけましょう。
マインドは、本当の自分ではありません。
それはちょうど、思考、画像、及び欲望のシリーズです。

それは、自分の家に他人を住まわせているようなものです。
それを見張り、監視し、追いかけるのです。

全ての瞬間が、警戒し、見張り、警戒し、見張るようになります。
心と戦わないこと……これもまた欲望です。

自分を、大切にしないこと。
これも欲望であり、自己顕示欲の微妙な一種です。

心とは、思考、感情、感覚的な知覚の束に過ぎません。
それは、貴方の家に住み着いた知り合いのようなものです。

怖がるのではなく、心と仲良くなって、心を使いこなしましょう。
心は友人であり、道標(みちしるべ)となるものですが、注意深くコントロールする必要があります。

友好的になり、合理化したり、しがみついたりするような執着を避けましょう。
そうすることで、物事を一方からだけでなく、はっきりと見ることができるようになります。

心に、惑わされないで下さい。
心が、完璧であることは有り得ません。
それは貴方に対して働きかけ、自分の目的を達成する為に、他人を操っているのです。

自分の思考と、同一視しないで下さい。
思考は、貴方を定義することはできません。
貴方は無限の意識、純粋な意識です。

警戒を、怠らないで下さい。
思考は、単なる思考です。
それらに、執着してはいけません。

思考が行ったり来たりするのを観察し、それに反応する自分を観察して下さい。
貴方は、貴方の思考ではないことを忘れないで下さい。

この思考やあの思考に従うのではなく、思考と思考の間のスペースを観察して下さい。
そして、思考と戦い続けてはいけません : 彼らは現実ではなく、破壊することはできません。

これは、見ることのプロセスです。
これが、「孤独」です。
これが、瞑想です。

どんな現象でも、まるで映画のように見ることができるようになれば、貴方はその現象から自由になることができます。
そうすれば、それが怒りであろうと、貪欲であろうと、欲望や憎悪であろうと関係ありません。

ただ見るだけで、エネルギーは変化します。
貴方は、そのエネルギーから解放されるでしょう。
そして、この見るということは、全く努力を必要としません。

何かをするのとは、違います。
そして、ゆっくりと、ゆっくりと、貴方が光と喜びで一杯になり、言葉も努力もなしに、貴方の全身が祈りとなる瞬間がやって来るのです。

過ぎ行くものに引き込まれることなく、見守ることができる人を皇帝／皇后と呼びます。
もし、貴方が何にも巻き込まれずに見ることができたら……それが「気づき」の意味です……貴方は自分の家の玉座にいる皇帝なのです。

私達は、貴方を心から愛しています。
私達は、貴方と一緒にここに居ます。
私達は、貴方の光の家族です。

エイ・ホー (A’ HO)

オーロラ・レイ銀河連合大使

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