ACIO(Advanced Contact Intelligence Organization)のアンダーソン博士についてのメモ : アンダーソン博士のインタビュー(1)

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June 25, 2023

ウイングメーカー・シリーズ 第1巻 第2章 【 ACIO(Advanced Contact Intelligence Organization)のアンダーソン博士についてのメモ : アンダーソン博士のインタビュー(1) 】

このセクションでは、アンがウイングメーカーのタイム・カプセルの発見について最初に連絡を受けた1997年12月に、アンとアンダーソン博士の間で行われた5つのインタビューのうち、2つを紹介します。
これらは彼女のテープに録音されたインタビューの正確な転写であり、恐らく発見の性質と、その意味を理解する最良の方法です。

更に3つのインタビュー記録があり、アンが可能になり次第、サイトに追加される予定です。
現在(1998年7月)、アンダーソン博士からは5か月近く連絡がありませんが、近い将来追加のインタビューが実施できることが期待されています。

ACIOオフィシャル
https://acio-official.org/ja/

【 アンダーソン博士の最初のインタビュー : アンによって 】

以下は、1997年12月27日に、私が録音したアンダーソン博士のセッションです。
博士は、私の質問に対する答えを録音する許可を与えてくれました。

これは、彼が去るか失踪する前に、私がテープに録音することができた5つのインタビューのうちの最初のものでした。
私はこれらの記録を、発生した通りに正確に保存しました。
編集は一切行われず、アンダーソン博士が使用した正確な単語と文法を含めるように最善を尽くしました。

◎ アン : 快適ですか?

★ アンダーソン博士 : はい、はい、私は大丈夫です、貴方が来たら直ぐに始められます。

◎ アン : 貴方は、エンシェント・アロー・プロジェクトに関して、いくつかの注目すべき主張を行っています。
このプロジェクトにどのような関与をしていたのか、そして、何故、貴方自身の自由意志でプロジェクトから離れることを選んだのかを、詳しく説明してもらえますか?

★ アンダーソン博士 : 私は現場で見つかったシンボル画像の、解読と翻訳に参加するよう選ばれました。
私は、言語と古文に関する専門知識を持っています。

30を超える異なる言語を流暢(りゅうちょう)に話すことができ、更に公式に公用語として使用されている12かそこらの言語を話すことができます。
私の言語学のスキルと岩面彫刻や象形文字のような記号絵を解読する能力のおかげで、私はこの任務に選ばれました。

私は、ACIOがNSAからプロジェクトを引き継いだ当初から、エンシェントアロー・プロジェクトに参加していました。
私は当初、ACIOの他の7人の科学者チームと共に、遺跡の発見とその修復に携わっていました。

ウィングメーカーのタイム・カプセルの23室の其々(それぞれ)を復元し、それに付随する全ての遺物をカタログ化しました。
修復が完了するに連れて私は彼らの独特の言語を解読し、英語への翻訳インデックスを設計することに益々集中するようになりました。

光ディスクが23番目の部屋で発見され、それは私達の技術では難攻不落だった為、これは特に厄介(やっかい)なプロセスでした。

私達は、想定していました。
光ディスクにはウィングメーカーが私達に知りたいと望んでいた情報のほとんどが含まれていることが分かりましたが、彼らの部屋の絵にあるシンボルの絵を、ディスクのロックを解除する為に適用する方法は分かりませんでした。

光ディスクのアクセス・コードの推定に成功した後、私はプロジェクトから離れることにしました。
その後直ぐに、ウイングメーカーの存在に気づきました。

まるで彼らが、私を訪ねて来たように感じました。
私の仕事も、手伝ってくれて……。

◎ アン : 貴方が『訪問している』と言う時、ウイングメーカーが貴方を訪問しているかも知れないという証拠は、何ですか?

★ アンダーソン博士 : 私はシンボル画像の解読式に週に70時間を費やし、これが約8か月間続きました。
この間、光ディスクへのアクセス・コードを作成する為に考えられる、全ての組み合わせを試しました。

私は、それが正しいと確信しました。
それを、開ける唯一の方法です。
少なくとも現代の私達の脳にとっては、意図的に難しく作られているのだと、私は確信していました。

恰(あたか)も、彼らの言語を解読するのに苦労しているかのように、私の脳、または神経系の一部を鍛えているかのようでした。
そのおかげで、彼らとコミュニケーションを取ることができました。

彼らが、私に話しかけているのが聞こえ始めました。
最初は一言か二言でした……それから一文が……恐らく1日に1回だけでした。

あまり意味がありませんでした……私が聞いたことについては。
しかし、ある日、私は部屋の絵に取り組んでいて、絵の中で何かが動いているのを見ました。

シンボルの1つが動きましたが、それは、絶対に光の錯覚やトリックではありませんでした。
その後、ウイングメーカーが私と対話できることに気づき、彼らはタイムトラベルしていることに気づきました。

私の時代では、どういう訳か、彼らの絵は実際に時間を移動するポータルだったと考えられていました。
その時、私は彼らの指示、より正確には、彼らの考えを聞き始めました。

私はシュメール語を使って、彼ら自身のシンボルの絵を解読する方法についてのメンタル・イメージを与えられました。
私は、もしかしたら、気が狂ってしまうのではないかと思いました、自分の心が私に悪戯(いたずら)をしているように感じて……私が働き過ぎているから休暇を取る必要があると言いましたが、私が指示されていることは尤(もっと)もらしいように思えたので、声に耳を傾けました。

アクセス・コードを入力し終えて、それが機能した時、その時、私は確かに彼らとコミュニケーションを取っていることが分かりました。

◎ アン : 誰かに、言いましたか?
つまり、貴方が、ウイングメーカーと通信していたという事実についてですか?

★ アンダーソン博士 : 私はそれを、秘密にして来ました。
この現象をどのように説明できるか分かりませんでしたし、疑惑を引き起こしたくなかったので、私は仕事に取り掛かり、8,110ページのテキストの翻訳インデックスの開発を開始しました。
それは、光ディスク内で発見されたものでした。

言語の意味を保持するには、文字毎(毎(ごと))のインデックスが不可欠でした。
私達はこれを翻訳粒度(translation granularity)と呼んでいました。
そして、光ディスクの翻訳プロセスを開始した時、ウイングメーカーの断片画像が見え始めたのです……それは、数秒で現れては消えるホログラフィック画像のようなものでした。

彼らは、合計3回私を訪ねて来て、いつも夜に私の自宅を訪れ、私が彼らの連絡担当者、またはスポークスマンに選ばれたと言いました。
もちろん私は、彼らに何故、フィフティーンではなく私なのか尋ねました、すると彼らは、フィフティーンは既にコルテウムの手先だった為、彼らの代わりに話すことができないと言ったのです。

◎ アン : フィフティーンについて、教えて下さい。
彼は、どんな人ですか?

★ アンダーソン博士 : フィフティーンは、比類のない知性と知識を備えた天才です。
彼はラビリンス・グループのリーダーであり、1963年の創設以来活動しています。

1956年にACIOに参加した時、彼はまだ22歳でした。
私は彼が発見される前に、十分早い段階で発見されたと思います。

彼は、学界で名声を確立するチャンスがありました。
彼は、タイムトラベルできるほど強力なコンピューターを作りたいと考えていた、反逆の天才でした。

1950年代半ばにそのような目標がどのように聞こえたに違いないか、想像できますか?
彼の教授達に?

言うまでもなく、彼は真剣に受け止められず、基本的に学術プロトコルに沿って本格的な研究を行うように言われました。
フィフティーンは、ベル研究所との提携を通じてACIOにやって来ました。

どういう訳か、ベル研究所は彼の天才性を聞きつけ、採用しました。
しかし、彼は、彼らの研究課題を直ぐに追い越し、タイムトラベルのビジョンを応用したいと考えました。

◎ アン : 何故、彼は、タイムトラベルにそこまで興味を持ったのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 絶対的な確信は、誰にもありません。
そして、彼の理由は、時間の経過と共に変化した可能性があります。

受け入れられた目的はブランク・スレート・テクノロジー、またはBST(Blank Slate Technologyの頭字語)を開発することでした。
BSTは、所謂(いわゆる)介入ポイントでの歴史の書き換えを可能にする、タイムトラベルの一形態です。
介入ポイントは、ソ連の崩壊やNASA宇宙計画のような大きな出来事を引き起こす原因となる、エネルギー・センターです。

BSTは最も先進的なテクノロジーであり、BSTを所有している人は誰でも、あらゆる侵略者から身を守ることができるのは明らかです。
フィフティーンが好んで言っていたように、それは自由の鍵です。

ACIOが地球外テクノロジーとの主要なインターフェースであったことを、思い出して下さい。

◎ アン : “何故?”

★ アンダーソン博士 : 私達の政府、特にNSAとの間では一般にグレイと呼ばれるET種族と協力するという合意があり、その見返りとして、彼らが秘密を隠して生物学的実験を行う協力が行われて来ました。
また、技術移転の失敗もありました。
それはプログラムですが、それはまた別の話です……しかし、全てのグレイが統一された政策に従って活動していた訳ではなく、私達が実験動物を見るのとほぼ同じように、人間を見つめていた特定のグレイのグループが存在していました。

彼らは、人間と動物を誘拐しており、過去48年間もそうして来たのです。
彼らは本質的に、彼らの遺伝子をどのようにして人間や動物の遺伝子構造と適合させることができるかを決定する、生物学的実験を行っています。

彼らの利益は、完全に一致している訳ではありません。
彼らの種は絶滅に近づいており、責任ある方法で技術力を活用する為の感情の発達が、自分達の生物学的システムに欠けていることを彼らは恐れています。

フィフティーンはACIOでの役割についてグレイからアプローチを受け、本格的な技術移転プログラムの提供を希望しましたが、フィフティーンは断りました。
彼は既に、コーテウムとTTPを確立しており、グレイはあまりにも多過ぎると感じたのです。

更に、コーテウム技術はグレイの記憶インプラントと遺伝子交配技術を除いて、ほとんどの点でグレイよりも優れていました。
しかし、フィフティーンとラビリンス・グループ全体は、グレイとの同盟を彼らが定めた議題に関して、直接コミュニケーションをとる為以外の理由がない限り慎重に検討しました。

フィフティーンは情報を知ることを好んだのです……それで最終的に我々は、同盟を確立しました。
これは私達との間の細(ささ)やかな情報交換で構成されており、私達は彼らに遺伝子集団と、精神的、感情的、身体的行動を含む様々な基準に渡る彼らの独特の素質に関する情報システムへのアクセスを提供し、彼らは私達に遺伝的発見を提供しました。

グレイ、そして、更に言えば、ほとんどの地球外生命体は専(もっぱ)ら一種のテレパシーを通じて人間とコミュニケーションを取りますが、私達にとってグレイは会話をある種の会話に導こうとしているように見えた為、私達はそれを暗示的テレパシーと呼んでいました。
言い換えれば、彼らには常にアジェンダがあり、私達が彼らのアジェンダの手先であるのか、それとも実際に私達自身の結論に達したのか、決して確信が持てませんでした。
それが、フィフティーンがグレイを信頼しなかった理由だと思います。

彼は共通の利益を優先して、自分達の利益に合わせて結果を操作する為にコミュニケーションを利用していると感じていました。
そして、この信頼の欠如の為に、フィフティーンは、ACIO、またはラビリンス・グループの何(いず)れかでの我々の活動に包括的、または不可欠な同盟やTTPの結成を拒否しました。

◎ アン : グレイ達は、ラビリンス・グループの存在を知っていたのですか?

★ アンダーソン博士 : 私は、そうは思っていません。
彼らは概して、人間は自分達の計画を覆い隠すほど賢くないと信じていました。

私達の分析では、グレイは敵の弱点について、誤った安心感を与える侵略的テクノロジーを持っていたということでした。
私達は敵だったと言っているのではなく、私達は彼らを決して信頼していませんでした。
そして、このことを、彼らは間違いなく知っていました。

彼らはまた、ACIOが主流の人類よりも優れた技術と知性を持っていることも知っていました、そして、彼らは多少の尊敬の念を抱いていました、恐らく恐怖さえも持っていました……私達の能力について。
しかし、我々は、彼らに我々の純粋状態技術を見せたり、宇宙論や新しい物理学に関する深い対話に参加させたりしたことは一度もありませんでした。

彼らは明らかに我々の情報データベースに興味を持っており、これがACIOに関する彼らの主要な議題でした。
フィフティーンが、主要な議題でした。

グレイとの交流を深めたのは、彼らがフィフティーンに匹敵する知性を感じたからであり、グレイはフィフティーンを私達の惑星のCEOに相当する人物だと見做していました。

◎ アン : フィフティーンは、どのようにしてACIOとラビリンス・グループの両方のリーダーになったのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 彼はコーテウムがACIOに初めて知られるようになった1958年に、研究部長でした。
このポジションに彼が居たのは、彼らのテクノロジーを評価し、ACIOにとっての価値を判断する上で当然の選択でした。

コーテウムは直ぐに彼に好意を抱き、フィフティーンの最初の決断の1つは、コーテウム・インテリジェンス・アクセラレータ・テクノロジーを自分自身に利用することでした。
約3か月の実験の後(そのほとんどは、当時のACIOの現事務局長へのブリーフィング・レポートには含まれていませんでした)、フィフティーンには、BSTを作成する方法についての壮大なビジョンが注入されました。

事務局長はフィフティーンのBST計画の強烈さに恐れを抱き、それが疑わしい技術開発プログラムにACIOのリソースを、あまりに振り向けることになると感じました。
フィフティーンが反逆者として十分に思えたので、ラビリンス・グループを設立する為にコーテウムの協力を求めました。
コーテウムもフィフティーンと同様の理由で、BSTに関心を持っていました。

フリーダム・キーと呼ばれることもありましたが、それはラビリンス・グループの主要な議題として確立され、コーテウムとフィフティーンはその初期メンバーでした。
その後数年間に亘(わた)り、フィフティーンはACIOの科学の中核から精鋭を選び、彼らは、彼と同様のインテリジェンス・アクセラレーター・プログラムを受けることになりました。
その目的は、コーテウムと協力して、それができる科学者のグループを育成することでした。

フィフティーンの意見ではACIOはNSAによってあまりにも管理されており、ラビリンス・グループの派生として開発されるだろうと彼が知っていた技術を責任を持って展開するには、NSAの指導力が未熟過ぎると彼は感じていたのです。
従って、フィフティーンは、基本的にACIOを乗っ取ることを計画しており、その為に彼の新兵達に支援を授けました。

これは私が学生、及びインターンとしてACIOに所属する数年前の出来事でした。
義父はフィフティーンの方針に非常に同情的で、フィフティーンをACIOの事務局長に据えるのに協力してくれました。

この移行の際には、不安定な時期がありました。
しかし、約1年後、フィフティーンはACIOとラビリンス・グループの両方の議題をしっかりと掌握するようになったのです。

私が以前に言ったこと……彼は地球のCEOと見做されている……それが、本質的に彼そのものでした。
そして、人類と交流しているETの中で、フィフティーンの役割を理解しているのはコーテウムだけでした。

彼には、ビジョンがありました。
これは、BST作成の青写真であるという点でユニークであり、これを可能にする適切な技術的、及び人的要素に迫っています。

◎ アン : フィフティーンとラビリンス・グループにとって、BSTがこれほど不可欠な理由は何ですか?

★ アンダーソン博士 : ACIOは、地球の予言を含む多くの古代文書にアクセスできます。
これらは私達が参加している秘密組織のネットワークを通じて、過去数百年に亘(わた)って蓄積されて来ました。

これらの古代の文書は、学術機関、メディア、主流社会では知られていません。
それらは、21世紀を非常に力強く描いています。

フィフティーンはACIOの研究部長に就任した早い段階でこれらの文書の存在を知り、この知識がBST開発への彼の意欲を更に刺激しました。

◎ アン : これらの予言は何でしたか、誰がそれを言ったのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : これらの予言は、ほとんどの場合、無名、または匿名である様々な人々によって行われたので、私が彼らの名前を話したとしても貴方は認識できないでしょう。

ご存知の通り、タイムトラベルは魂によって観察レベルから達成できます。
つまり、特定の個人は私達が垂直時間と呼ぶ領域内を移動し、将来の出来事を非常に明確に見ることができますが、それを変える力はありません。

私達の意見では、ウイングメーカーと接触し、未来についてのメッセージを受け取った人々も居ます。
彼らはそれを象徴的な絵や、シュメール語、マヤ語、チャコブサン語などの絶滅した言語で記録しました。

彼らが発したメッセージや予言には、21世紀初頭、つまり、2011年頃に起こるであろういくつかの一貫した内容やテーマがありました。
その主なものは、国連を含む世界の主要政府への浸透でした。

このエイリアン種族は人類との融合を可能にする非常に高度なテクノロジーを備えた捕食種族であり、つまり、ヒューマノイドのふりをすることもできますが、まさに人間とアンドロイドの融合体だったのです。
この異星種族は世界政府を樹立し、その執行権力として統治すると予言されていました。

それは人類の集合知と生存に対する、究極の挑戦となるはずでした。
これらの文書はあまりにも恐怖を刺激し、終末論的な報復や集団パラノイア(被害妄想)を引き起こす可能性が高い為、一般には公開されていません。

◎ アン : 貴方は、私が言っていると思っていることを言っていますか?
神からの匿名の預言者達は、いつどこで、私達の未来がロボットの種族によって乗っ取られるというビジョンを見たのでしょうか?
つまり、それがどれほど信じられないことか、分かっていますか?

★ アンダーソン博士 : はい……信じられないように聞こえることは承知しています……しかし、私達の宗教文書には、この全く同じ預言の薄められたバージョンがあります。
それは、エイリアン種族が、反キリストとして描かれているだけです。

恰(あたか)も、異星人がルシファーの形で擬人化されたかのようです。
この形式の預言は、これらの文書の門番達に受け入れられ、従って彼らはある形式の預言の配布を許可しましたが、異星人種という概念は排除されました。

◎ アン : 何故ですか?
そして、私達が読めるものと読めないものを検閲しているのは、一体誰ですか?
流通前に、本を下見する秘密の編集委員会があるということですか?

★ アンダーソン博士 : これは非常に複雑なテーマであり、この情報管理の一般的な構造を理解するだけでも、丸一日を費やすことができます。
世界の主要な図書館のほとんどには、一般公開されていない情報が収蔵されています。
これらの資料をレビューする権限を与えられているのは学者のみであり、通常はその場でのみで行われます。

同様に、物議を醸(かも)し、当時、受け入れられていた信念体系とは大きく異なる理論を主張した原稿もあります。
これらの原稿や著作は、バチカン、大学、政府、様々な機関など、様々な情報源によって追放されました。

これらの文書は、この情報を収集し保持するという使命を持つ秘密組織によって捜索されています。
これらの組織は非常に強力で、資金も豊富で、比較的少額の金額でこれらの原本を購入できます。

何(いず)れにせよ、ほとんどの著作は瞞(まやか)しであると考えられている為、図書館は寄附や、細(ささ)やかな貢献の為に、それらを喜んで手放すことがよくあります。
また、これらのほとんどは出版されていないオリジナルの文章であり、印刷機が登場する前の時代に作られたものです。

金融市場や世事への関心を通じて、緩(ゆる)やかに結びついた秘密組織のネットワークが存在します。
彼らは通常、其々(それぞれ)の国の通貨システムの権力の中枢であり、第一級のエリート主義者です。

ACIOがこのネットワークに加盟しているのは、ACIOが世界で最高の技術を持っており、この技術は市場操作を通じて金銭的利益を得る為に展開できると正しく解釈されているからに過ぎません。
編集委員会については……いいえ、この秘密組織ネットワークは、出版前に本をレビューしません。
その所蔵は、古文書と宗教文書のみです。

彼らは垂直時間の概念を信じており、経済に影響を与える可能性のあるマクロ環境の変化を知ることに既得権益を持っている為、予言に非常に強い関心を持っています。
彼らのほとんどにとってこの地球上でプレイする価値のある唯一のゲームは、私達の世界の経済エンジンを動かす主要な変数を組織的に操作することによって、増え続ける富と権力を獲得することであることが分かります。

◎ アン : それでは、もし、彼らが未来についてそれほど賢く、これらの予言を信じているとしたら、彼らはエイリアンの侵略者から私達を守る為に、何をしているのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 彼らは、ACIOへの資金提供に貢献しています。
この組織の集合体は、莫大な富を持っているのです。
ほとんどの政府が、理解できる以上のことです。

ACIOは彼らに短期金融市場を操作し、毎年、数百億ドルを掻き集める技術を提供しています。
彼らの富の範囲さえ、知りません。
ACIOはまた、自らの安全と保護を目的として、これらの組織に希釈された技術を販売することによって資金も受け取っています。

私達は、世界最高のセキュリティ・システムを考案しました。
それはCIAや旧KGBのような外部勢力にとっては探知不可能、かつ難攻不落のものです。

彼らがACIOに資金を提供している理由は、彼らがフィフティーンがこの世で最も優秀な人物であると信じており、BSTの開発という彼の一般的な目的を認識しているからです。
彼らはこのテクノロジーが予言に対する究極の安全策であり、世界と国家経済の相対的支配を維持する能力であると考えています。

彼らはまたエイリアン・テクノロジーにおけるフィフティーンの戦略的立場を知っており、彼の天才性とACIOが同化しているエイリアン・テクノロジーの間で、予言が起こる前にBSTが開発されることを期待しているということです。

◎ アン : しかし、何故、突然ウイングメーカーのタイム・カプセルに興味が湧いたのでしょうか?
それは、このBST関連の全てにおいて、どのような役割を果たしているのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 当初、私達はエンシェントアロー・プロジェクトとBST命令の間に、どのような関係があるのか分かりませんでした。
このタイム・カプセルはニューメキシコ州チャコキャニオンの北東約130マイルにある人里離れた峡谷の壁の中に、文字通り刻まれた23の部屋の集合体であることを理解する必要があります。

疑いもなく、これは史上最も驚くべき考古学的発見です。
もし、科学者達が全ての遺物がそのままの状態でこの遺跡を調査することを許可されたら、彼らはこの驚くべき発見に畏怖の念を抱くでしょう。

私達の予備的な仮定では、この場所は8世紀に地球を訪れた地球外種族が残した、一種のタイム・カプセルでないかということでした。
しかし、もし、それがタイム・カプセルだったとしたら、何故、このアートが地球をこれほどはっきりと表現しているのか、私達は理解できませんでした。
唯一の論理的な結論は、それが人類の未来のバージョンを表しているということでした。

しかし、光ディスクにアクセスして、ディスクから最初の文書セットを翻訳する方法を見つけるまで、これを確信することはできませんでした。
ウィングメーカーがどのように理解されることを望んでいるのかを明確に理解した後、私達は彼らの室内画、詩、音楽、哲学、クラフトを分析することで、彼らの主張を検証し始めました。

この分析により、それらが本物であることがかなり確信できました。
これは、彼らがタイム・トラベラーであるだけでなく、一種のBSTを所有していることも意味しました……。

◎ アン : 何故、彼らがBSTを持っていると思いましたか?

★ アンダーソン博士 : 私達は、彼らがタイム・カプセルを作成するのに、少なくとも2か月かかると信じていました。
これには彼らが時間枠を開いて保持し、選択した時間枠内で物理的に動作する必要があるでしょう。
これは、BSTの基本的な要件です。

更に、時間と空間の両方の観点から介入ポイントを正確に選択できる必要がありますが、私達は彼らがこの能力を持っていると信じていましたし、彼らはタイム・カプセルでそれを証明しました。
更に、彼らが残した技術的遺物は我々の技術より遥かに進んでいて、我々が理解することすらできない技術の証拠でした。

私達が知っている地球外種族のどれも、私達が調査したり、同化したり、リバース・エンジニアリングしたりできないほど、高度な技術を持っていませんでした。
エンシェント・アロー遺跡に残されたテクノロジーは全く謎に満ちており、私達の探査を受け付けませんでした。
私達はそれらが非常に高度である為、文字通り認識できず、使用できないものであると考えていましたが、これは奇妙に聞こえるかも知れませんが、非常に高度なテクノロジーであることの明らかな兆候です。

◎ アン : それで、貴方はウイングメーカーがBSTを所有していると判断しましたが、どうやって彼らの知識を入手しようと思いましたか?

★ アンダーソン博士 : 私達は知りませんでしたし、今日に至るまで、その質問に対する答えは暗示的です。
ACIOは4年以上に亘(わた)り、このプロジェクトに最大限のリソースを投入して来ました。

私はタイム・カプセルが、暗号化された通信装置であるという理論を立てました。
私は人が様々なシンボルの絵と対話し、タイム・カプセルの芸術と哲学に没頭する努力をすると、それが流動性知能を向上させるという形で中枢神経系に影響を与えるという理論を立て始めました。

私の意見では、タイム・カプセルの主な目的は流体知能を高め、BSTを開発できるだけでなく利用できるようにすることでした……。

◎ アン : よく理解できないのですが。
BSTと流動性知能の関係は、何ですか?

★ アンダーソン博士 : BSTは、タイムトラベルの特殊な形式です。
サイエンス・フィクションでは、タイムトラベルは設計と開発が比較的簡単で、比較的一次元的なものとして扱われます。

タイムトラベルは、決して一次元のものではありません。
コーテウムとグレイはテクノロジーは進んでいますが、まだBSTと同等のものを生産していません。

彼らは元素の形でタイムトラベルすることができますが、移動先の時間と相互作用することはできません。
つまり、時間を遡(さかのぼ)ることはできますが、一度そこに戻ってしまうと、彼らは受動的な観察モードにある為、その時の出来事を変えることはできません。

ラビリンス・グループは過去30年間に、7回のタイムトラベル実験を行って来ました。
これらのテストからの明らかな結果の1つは、タイムトラベルを実行する人物が、タイムトラベルに使用されるテクノロジーにとって不可欠な変数であるということです。
つまり、人とテクノロジーを正確にマッチングさせる必要があるのです。

ラビリンス・グループは、知っている限りでは既にBSTを所有していますが、リアルタイムでテクノロジーを適切に調整し、BSTに必要な瞬時の調整を行うことができる宇宙飛行士に相当するタイム・トラベラーを欠いています。
ラビリンス・グループはBSTの人的要素や、それがテクノロジー自体にどのように不可欠であるかについて、真剣に検討したことはありません。

私達の中には、ウイングメーカーズの翻訳インデックスに携わっていた人の中には、流体知能を強化し、BST体験に不可欠な新しい感覚入力を活性化することが、タイム・カプセルの性質であると感じ始めた人も居ました。

◎ アン : でも、何が貴方をその結論に導いたのか、まだ分かりませんが?

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アンダーソン博士光ディスクのテキストの最初の30ページを翻訳した時、私達は、ウイングメーカーとその哲学について興味深いことが分かりました。
即ち、人間が適応して来た三次元の五感覚領域こそが、私達が知能のほんの一部しか使っていない理由であると、彼らは主張したのです。

彼らはタイム・カプセルが三次元の五感覚領域から、多次元の七感覚領域への架け橋となるだろうと主張しました。
私の意見では、彼らはBSTを適用するには、旅行者が多次元の7感覚領域から操作する必要があると言っていたのです。

そうでなければ、BSTは諺(ことわざ)で言うところの、針の穴を通ったラクダでした……言い換えれば……不可能であると……。

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◎ アン : これは、少なくとも私には尤(もっと)もらしく思えますが、何故、ACIOにとって、これほど信じがたいことだったのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : この取り組みは、実際にはACIOではなくラビリンス・グループによって実施されたものである為、正確を期す為にその区別をしているのであって、貴方の質問を批判する為ではありません。
フィフティーンにとって、タイム・カプセルが誰かを旅人に導く橋を起動したり建設したりできるとは信じられませんでした。

これは、非常に遠い可能性のように思えました。
彼はタイム・カプセルにはBSTを可能にする技術が収められているかも知れないと感じていましたが、それが単なる教育的、または発達的な経験であるとは信じていませんでした。

タイム・カプセルの中身に浸(ひた)ることで得られたもう1つの成果は、ウイングメーカーの哲学と人生へのアプローチに対する忠誠心でした。
私は自分自身がテクノロジー中心ではなくなり、益々スピリチュアルに焦点を当てていることに気づきました。

彼らの教えによって引き起こされる、説明できない拘束感がありました。
何らかの理由で私は研究者としての客観性を失い始め、自分がウイングメーカーの支持者(擁護者 : advocate)であると感じ始めました。

◎ アン : 擁護者(advocate)という言葉は、何を意味しますか?

★ アンダーソン博士 : ウイングメーカーの意図に対して、私が解釈したことに同情的だったというだけです。

◎ アン : そして、或いはもっと適切かも知れませんが、彼らの議題は何だと思いますか?

★ アンダーソン博士 : 私の意見では、彼らの課題はタイム・カプセルを通じて、BSTを可能にする新しい意識を活性化することです。
ウイングメーカーは私達の意識の発達を助けようとしていると、私は信じています……私達の人間の能力を……その為、BSTを防御兵器としてうまく利用することができます。

しかし、より一般的には、この新しい意識は、それ自体が防御手段でもあると思います。

◎ アン : しかし、ウイングメーカー自身がタイム・トラベラーでありBSTを所有しているのであれば、何故、彼らは2011年の敵対的なエイリアンに対処できないのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 分かりません。

信じて下さい。
プロジェクトに取り組んでいるチームと同様に、私もそのことについてかなり考えました。

恐らくBSTは私達に対する彼らの主な関心事ではなく、むしろ、私達が3次元の5感覚領域から、より強力な多次元の7感覚意識に移行するのを助けることなのかも知れません。
恐らく、重要な情報が欠けている為、介入ポイントにアクセスできないのでしょう。
或いは、2011年に既に解決されている為、その必要性に気づいていないのかも知れません。

私が知っているのは、約6つの異なる仮説があり、結論を下すのに十分なデータがないということだけです。
光ディスクのテキストの約7%だけが保護されて、英語に翻訳されていることに留意して下さい。

ACIOにはタイム・カプセルの本質とウイングメーカーの目的を理解する為の情報の多くが、まだ欠けているのです。

◎ アン : ちょっと休憩して、もう少しコーヒーを飲んでから再開しましょう。
いいですか?

★ アンダーソン博士 : “分かりました。”

(10分ほど休憩……インタビュー再開)

◎ アン : 休憩中に、貴方が言及したACIOが参加している秘密組織のネットワークについて質問しました。
このネットワークとその議題について、詳しく教えていただけますか?

★ アンダーソン博士 : 高貴な外観と秘密の内部を持つ組織が、たくさんあります。
言い換えれば、従業員、メンバー、メディアに宣伝する外部のアジェンダがあるかも知れませんが、内部の核心だけが知っている秘密のよく隠されたアジェンダもあります。

外輪や保護メンバーシップと呼ばれることもありますが、これは組織の本当の目的を隠す為の単なる粉飾に過ぎません。
IMF、外交委員会、NSA、KGB、CIA、世界銀行、連邦準備制度は全て、これらの組織構造の例です。

それらの内核は互いに結びついて、独自の文化、経済、通信システムを持つエリート主義の秘密結社を形成しています。
これらは自らの目的を促進する為に世界の政治、経済、社会システムを操作する為に力を合わせた権力者や富裕層です。
私が知っているように、議題は主に世界経済とその重要な資源、つまり、石油、金、ガス埋蔵量、プラチナ、ダイヤモンドなどの制御に関係しています。

この秘密ネットワークは、世界経済の制御を確保する目的でACIOのテクノロジーを利用しています。
彼らは紙幣に相当するデジタル通貨に基づいて、統合された世界経済を設計するプロセスにうまく取り組んでいます。

このインフラは整備されていますが、この秘密ネットワークの正確な性質は理解していないものの、その存在を直感的に感じている競争勢力の抵抗の為、実装には予想よりも時間がかかっています。
これらの競争勢力は一般に、グローバルなデジタル経済への移行に関与している企業や政治家ですが、インフラ開発をある程度コントロールしたいと考えており、その規模と市場における地位により、この秘密ネットワークに重大な影響を与える可能性があります。

私が知っている唯一の組織で、その計画に関して完全に独立しており、従って最も強力な組織、またはアルファ組織であるのがラビリンス・グループです。
そして、彼らがこの地位にあるのは、彼らの純粋国家の技術とその構成員の知性のおかげです。

他の全ての組織は、この秘密ネットワークの一部であろうと強力な多国籍企業であろうと、自らの計画の実行を制御していません。
彼らは、本質的に競争的な戦いに閉じ込められているのです。

◎ アン : しかし、これが全て本当だとすると、フィフティーンは本質的に、この秘密ネットワークを運営しているのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : いいえ、彼はこの秘密ネットワークのアジェンダには興味がありません。
彼はそれに、うんざりしています。

彼は、権力やお金には興味がありません。
彼が惹かれているのは、12,000年前から予言されて来た、敵対的なエイリアンの攻撃を阻止する為のBSTを構築するという使命だけです。
彼はラビリンス・グループの多大な知的力を投入する価値のある唯一の使命は、究極の防御兵器、つまり、フリーダム・キーの開発であると信じており、手遅れになる前にそれを実現できるチャンスがあるのは、ラビリンス・グループだけであると確信しているのです。

ラビリンス・グループは118人の人間と、約200人のコルテウムで構成されていることを覚えておく必要があります。
エイリアンの乗っ取り前にBSTを開発するという集中的使命の背後で調整されたこのグループの知的能力は、マンハッタン計画を比較すると、幼稚園の社交パーティーのように見える真に注目に値する事業です。
そして、恐らく私は、効果の為に少し誇張しているかも知れませんが……しかし、私が指摘しているのは、フィフティーンが人類の歴史の中でこれまで取り組まれて来たことよりも、遥かに重要な課題を主導しているということです。

◎ アン : それではフィフティーンが自分自身の計画を実行していて、それが貴方の言う通りであるなら、何故、貴方はそのような組織から離反するのですか?

★ アンダーソン博士 : ACIOには選択された記憶を外科的精度で効果的に消去できる、記憶インプラント技術があります。
例えば、このテクノロジーを使用すると、前後の他の記憶を中断することなく、このインタビューの記憶を消去できます。

恐らく、失われた時間を感じるだけかも知れませんが、それ以上は何も思い起こされないでしょう……もし、それが起きたなら。
私の直感は、私がウィングメーカーに敬意を表して示した行動の為、この手術を受ける候補者であると警告しました。

言い換えれば、私は彼らの文化、哲学、使命、つまり、私が知っていたものに共感する者であると信じられていました。
その為、私はプロジェクトに対して、潜在的なリスクを負うことになりました。

ラビリンス・グループは非常に本当の意味で、その膨大な知性と狡猾(こうかつ)で賢い能力の為に、自らのメンバーシップを恐れていました。
これにより、恒常的なパラノイア(被害妄想)状態が刷り込まれました。

これはテクノロジーが、フィフティーンのアジェンダへの遵守を確実にする為に導入されることを意味しました。
これらのテクノロジーのほとんどは侵略的であり、ラビリンス・グループのメンバーはパラノイアに効果的に対処する為に、進んで侵略に服従しました。

数か月前、私はこれらの侵略的なテクノロジーを体系的に遮断し始めました。
それは、1つはフィフティーンがどう反応するかを確認する為であり、もう1つは被害妄想にうんざりしていたからです。
そうしているうちに、疑惑が益々高まっていることが明らかになり、記憶療法を受けるよう頼まれるのも時間の問題でした。

ウイングメーカーのタイム・カプセルから学んだことは、忘れたくないものです。
私は、この情報を手放したくありませんでした。

それは私が何を信じ、どのように人生を送りたいかの中心的な部分となっていました。

◎ アン : 単に亡命して、この話を伝えようとするジャーナリストを探すようなことはできなかったのでしょうか。
つまり、ラビリンス・グループやウイングメーカーの存在を明かさずに、ただどこかの島に行って人生を生きていくこともできなかったのですか?

★ アンダーソン博士 : 貴方は理解していません……ラビリンス・グループは、アンタッチャブルです。
彼らは私がメディアに暴露したことについて、何も恐れていません。
彼らの唯一の懸念は、亡命という恐ろしい前例ができることです。

私が、最初なのです。
これまで、誰も脱退したことはないのです。

そして、彼らが恐れているのは、もし、私が寝返って首尾よく逃亡すれば、他の人達もそうなるのではないかということです。
そして、それが一度起こるとミッションは危険に更され、BSTは決して起こらない可能性があるということです。

フィフティーンとその取締役達は、自らの使命を非常に真剣に受け止めています。
彼らは良くも悪くも、第一級の熱狂者です。

彼らがBSTの開発に集中して熱心に取り組んでいるという意味では良いですが、狂信が被害妄想を生むという意味では良くありません。
私が貴方のようなジャーナリストを探し出しこの知識を共有する理由は、ウイングメーカーのタイム・カプセルを人類から遠ざけて欲しくないからです。

その内容は、共有されるべきだと思います。
それが、彼らの目的だったと思います。

◎ アン : これは奇妙な質問のように思えるかも知れませんが、もし、これを人類と共有したいのであれば、何故、ウィングメーカーはタイム・カプセルを隠し、その内容を非常に複雑な方法でエンコードしたのでしょうか?
つまり、もし、一般市民がこのタイム・カプセルを見つけていたら……或いは、政府の研究所であっても、暗号を解読して光ディスクにアクセスできた可能性はどのくらいでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 実際、それはそれほど奇妙な質問ではありません。
私達はそれを、自分達で尋ねました。

ラビリンス・グループにとって、光ディスクのロックを解除する為に選ばれた組織であることは明らかでした。
貴方の質問に直接答えると、タイム・カプセルが別の組織によって発見された場合、その光ディスクには決してアクセスできなかった可能性が非常に高いです。

どういう訳か、タイム・カプセルがラビリンス・グループの手に渡ったというこの偶然は、組織化されたプロセスのように思えます。
そして、フィフティーンでさえ、その評価に同意しました。

◎ アン : では、フィフティーンはタイム・カプセルの中身の運命を決める為に、ウィングメーカーがラビリンス・グループを選んだと感じたのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : はい。

◎ アン : では、フィフティーンがNSAやその他の政府機関を通じてタイム・カプセルを一般に公開する前に、タイム・カプセルの中身についてもっと知りたかったと考えるのが自然ではないでしょうか?

★ アンダーソン博士 : いいえ。

フィフティーンがエンシェント・アロー・プロジェクトに関する情報を、ACIO以外の誰かに公開するかどうかは疑わしいです。
彼は、特にそれがBSTに関係する場合、ラビリンス・グループの専有物であると感じる情報を共有する人ではありません。

◎ アン : では、貴方がこのような発言をしたということは、ACIOに影響を与えるのではありませんか。
誰かが質問し、答えを求めて調べ始めるのではないでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 恐らく。

しかし、私は彼らのセキュリティ・システムについて知り過ぎており、政治的な調査で彼らを見つける方法はありません。
そして、先ほど述べた組織の秘密ネットワークが、彼らに何らかの影響力を及ぼすことはできません。

彼らは経済市場の操作を可能にするテクノロジーに関して、ACIOに完全に恩義を感じています。
彼ら……前にも言ったように、ACIOとラビリンス・グループはアンタッチャブルです。

彼らの唯一の懸念は、亡命でしょう……知的資本の喪失です。

◎ アン : 貴方の離反は、ACIOやラビリンス・グループにどんな影響を及ぼしますか?

★ アンダーソン博士 : ほとんどありません。
タイム・カプセルに関する私の貢献のほとんどは、完了しました。

私が開発した暗号化技術に関連するプロジェクトが他にもいくつかありますが、それらの影響はより重要になるでしょう。

◎ アン : ウイングメーカーについて、そして、彼らが誰であるか、或いは誰を代表していると思いますか?

★ アンダーソン博士 : 彼らが誰なのかは知りませんが、彼らは28世紀半ばから来た人類のタイム・トラベラーを表しています。
彼らは、ラビリンス・グループ、または他の強力な組織の将来のバージョンである可能性が非常に高いです。

彼らの言語は明らかにACIO情報システムにアクセスできるか、実際にタイム・トラベラーである場合にのみ知識を得ることができる多くの絶滅した言語の組み合わせであるという点で、非常によく統合されたサブカルチャーを持っているようです……或いはその両方だと思います。
彼らが自分自身を正確に表現していると仮定すると、彼らは技術的に非常に進んでいます。

ラビリンス・グループは、BSTが考えられる中で最も先進的なテクノロジーであると考えています。
それを所有し、それをうまく利用できる人は、現代の人類の文化や、現在、私達が接触している地球外生命体よりも明らかに進歩しています。

◎ アン : しかし、ウイングメーカーが技術的にそれほど進んでいるのなら、何故、タイム・カプセルを使うのでしょうか?
何故、ある日突然現れて、彼らが共有したいことを発表しないのですか?
何故、このかくれんぼや、隠されたタイム・カプセルのゲームをするのですか?

★ アンダーソン博士 : 彼らの動機は、明らかではありません。
彼らは当時の文化やテクノロジーを私達の時代に持ち込む方法として、これらのタイム・カプセルを埋め込んだのだと思います。
そして、彼らは、一度(ひとたび)発見されれば、人々を新たな哲学や理解レベルに導くであろう奇跡的な建造物やタイム・カプセルを残すことで、これを行うことに決めました。

彼らは、BSTの発見と同じくらい、私達の哲学的展望に興味を持っていると思います。
恐らく、それ以上でしょう。
何故、彼らはただ現れて、私達に情報を提供しないのかというと……これが、彼らの天才性だと思います。

彼らは7つのタイム・カプセルを作成し、世界の様々な場所に配置しました。
これは全て、これまでに行われたことのない方法で私達の知性と精神を働かせる為のマスタープラン、または戦略の一部であると私は信じています。

芸術、文化、科学、精神性、これら全てがどのように結びついているかを示すこと。
彼らは私達にこれを発見して欲しいと思っていると思います……場所を知らされるのではなく。

もし、彼らが貴方のリビングルームにやって来て、自分達が28世紀から来たウィングメーカーであると発表したとしたら、彼らの性格や身体的特徴、そして、当時の生活がどのようなものであったかについて、貴方はもっと驚かれると思います。
それは貴方が、それらを信じていたと仮定した場合の話です。

彼らが伝えたかったものの側面、文化、芸術、テクノロジー、哲学、精神性、これらのアイテムは、その存在という現象の中で失われる可能性があります。
また、私が翻訳した文章では、ウィングメーカーが何度もタイムトラベルしたことは明らかでした。

彼らは様々な時代の人々と交流し、自らを文化の担い手と呼んでいました。
彼らは恐らく天使、或いは神とさえ間違えられていたでしょう。

全ての人にとって、私達が知っているように、宗教文書の中で彼らが言及することは実際に頻繁(ひんぱん)にあるかも知れません。

◎ アン : では、彼らはこれらのタイム・カプセルを、人類全体と共有するつもりだと思いますか?

★ アンダーソン博士 : ウイングメーカーのことですか?

◎ アン : ええ?

★ アンダーソン博士 : 絶対的な確信を持っては、分かりません。
しかし、それらは共有されるべきだと思います。

この情報を一般に公開しても、私が個人的に得るものは何もありません。
それは私が訓練されて来た全てに反し、私をこのような立場に置くというリスクがあり、少なくとも私のライフスタイルを取り返しのつかないほど混乱させます。

私にとって、エンシェント・アローのタイム・カプセルは、人類史上最大の発見です。
この規模の発見は、パブリック・ドメインにすべきです。
ACIOやその他の組織によって利己的に保護され、保管されるべきではありません。

◎ アン : では、何故、これらの発見とETに関する状況全体が、一般公開されないのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : この情報にアクセスできる人々は、自分がユニークで特権を持っているという感覚を好みます。
これが秘密組織の心理であり、彼らが繁栄する理由です。

特権情報はエリート主義者にとって宝物であり、魅力です。
それは彼らに権力の感覚を与え、人間のエゴは権力の谷から栄養を得ることを好むのです。

彼らはこのことを決して告白しないでしょうが、ETとの接触やその他の神秘的、または超常現象のドラマは非常に説得力があり、好奇心旺盛な人間にとっては極めて興味深いものです。
特に、政治家や科学者にとっては、非常に興味深いものです。

そして、これらの主題を個室の密室に保ち、周囲に全ての秘密を置くことで、他のほとんどの追求では欠けているドラマの感覚が生まれるのです。
つまり、アン、秘密のドラマは、非常に中毒性があるのです。

もちろん、彼らがこれを公知にしないように言う理由は、国家安全保障、経済的安定、社会秩序の為です。
そして、ある程度それは真実だと思いますが、それが本当の理由ではありません。

◎ アン : 私達の大統領は、ETの状況について知っていますか?

★ アンダーソン博士 : はい。

◎ アン : 彼は、何を知っていますか?

★ アンダーソン博士 : 彼は、グレイのことを知っています。
私達の太陽系内の惑星に存在するETの基地についても、知っています。
火星のことも、知っています……。

◎ アン : 何てことっ。
火星に住む小さな緑色の人達が、実際に存在するとは言わないでしょうね?

★ アンダーソン博士 : ETの状況について私が知っていることを話したら、貴方の目から私の信頼を失うことになると思います。
信じて下さい、ETの現実の状況は、今夜、私が報告する時よりも遥かに複雑で多次元的であり、表面的な説明をしたとしても信じられないと思うでしょう。
従って、私は部分的な真実をお話ししますが、言葉の選択には細心の注意を払おうと思います。

火星人は私達と同じ遺伝子プールから作られた、ヒューマノイド種族です。
彼らは火星の地下基地に住んでおり、その数は少ないです。

既に地球に移住している者も居(お)り、外見を表面的に調整すれば、白昼でも人間と見做せるほどです。
クリントン大統領はこれらの問題を認識しており、ETと通信する為の代替方法を検討しました。

現在までテレパシーの一種が、主要な通信インターフェイスとして使用されて来ました。
しかし、これは特に、軍人のマインドの中では信頼できるコミュニケーション形式ではありません。

事実上、地球上の全ての電波望遠鏡は、一度や二度はETとの通信に使用されて来ました。
これには様々な結果がありましたが、成功もあり、大統領もそれを認識しています。

◎ アン : では、クリントン氏は、先ほど仰(おっしゃ)った秘密ネットワークに関与しているのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 故意ではありません。
しかし、彼が重要な影響力を持っていることは明らかであり、ネットワーク内の高レベルの工作員によって、細心の注意を払って扱われています。

◎ アン : つまり、彼は操られていると言うのですか?

★ アンダーソン博士 : それは、貴方の『操作』の定義によって異なります。
彼は自分が望むあらゆる決定を下すことができ、最終的には国家安全保障、経済的安定、社会秩序に関する全ての決定を下し、または影響を与える権限を持っています。

しかし、彼は通常、アドバイザーからの意見を求めています。
そして、この秘密ネットワークの高レベルの工作員が、彼の顧問にアドバイスします。

このネットワークとその工作員はメディアの金魚鉢の中に居て、メディアや一般大衆の監視を軽視している為、政治権力に近づき過ぎることは滅多(めった)にありません。
従って、クリントン氏は操作されているのではなく、単にアドバイスされているだけです。

彼が受け取る情報は、ネットワークが全てのメンバーにとって最も有益であると考える方向に彼の決定を導く為に、時々、加工されます。
情報が改竄(かいざん)されている限り、大統領は操作されていると言えると思います。
彼には事実確認を行ったり、代替案を十分に評価したりする貴重な時間がほとんどない為、アドバイザーは非常に重要で影響力があります。

◎ アン : 分かりました、それで彼は操作されている……少なくとも、私の定義ではそうです。
これは例えば、日本やイギリスなど他の政府でも起こっているのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : はい。
このネットワークは国内だけでなく、世界的なものですらあります。
他の人種や種にも、及びます。

ですからその影響力は、それが及ぼす影響と同様、非常に広範囲に及びます。
それは、双方向です。

前にも言いましたが、ラビリンス・グループは真に独立した唯一のアジェンダを運営しており、その目的の為に、この独立性を持つことが許可されています……とはいえ、正直に言うと、ウイングメーカーを除いて、それを阻止することは誰にもできまないでしょう。

◎ アン : それでは世界中の政府は全て、この秘密の組織ネットワークによって操作されていると……これらの組織とは、何者ですか。

貴方はその一部について言及しましたが、残りは誰ですか?
暴力団が、関与しているのですか?

★ アンダーソン博士 : それらのほとんどの名前を挙げることはできますが、一体、何を目的としているのでしょうか?
そのほとんどは、認識も参照先も見つからないでしょう。
彼らはラビリンス・グループのようなものです。

貴方は、以前にそれについて聞いたことがありますか?
もちろん、ないでしょう。

ラビリンス・グループの現在の経営陣でさえ、NSAはACIOのことを知りません。
嘗(かつ)ては知っていましたが、それは35年以上前のことであり、人々は組織から出て行っていますが、依然として秘密の特権的な情報ネットワークとの同盟を維持しているんのです。

そして、いいえ、このネットワークには、暴徒や組織犯罪の影響は全くありません。
ネットワークは場合によっては、組織犯罪を盾として使用しますが、組織犯罪はステルスではなく脅迫によって行われます。

そのリーダーは平均的な知能を有しており、時代遅れで非戦略的な情報システムと連携しています。
組織犯罪ネットワークは、私が言及したネットワークの遥かに洗練されていないバージョンです。

◎ アン : オーケイ、ちょっと、ウイングメーカーズの話に戻りましょう……今夜は散々な質問をして、申し訳ありません。
ただ、知りたいことが多過ぎて、エンシェント・アロー・プロジェクトの話題に留まることは、非常に難しいと感じています。

★ アンダーソン博士 : 謝る必要はありません。
貴方がそう思うのは、分かります。
私はまだしっかり起きているので、時間を気にする必要はありません。

◎ アン : 分かりました。
ウイングメーカーの哲学と文化についての貴方の印象や洞察について、少し話しましょう。

★ アンダーソン博士 : 先ず第一に、もう一度思い出していただきたいのですが、彼らの著作のほんの一部しか翻訳されていないのです。
従って、私が得られる洞察は、精々(せいぜい)彼らの文化と哲学についての部分的な理解によって制限されます。

また、私はウイングメーカーズは当時のより広範な文化や哲学を代表している訳ではないかも知れないことを思い出していただきたいのですが、私達の解釈では、彼らは、当時のサブセット、またはサブカルチャーを代表しているというものでした。
これらの能力を踏まえると、ウイングメーカーズは、更に約750年に亘(わた)る進化論の恩恵を受けていると言えます。

私達は、この時代の人類は、銀河連邦の積極的なメンバーであると推定しています。

◎ アン : 連邦とは、何ですか……今まで、そのことについて話しているのを聞いたことがなかったと思いますが?

★ アンダーソン博士 : 各銀河には、銀河内の全ての惑星の全ての知覚生命体を含む連邦、または緩やかな組織が存在します。
それは、銀河の国連に相当するでしょう。

この連邦には、招待メンバーと観測メンバーの両方が居ます。
招待されたメンバーは地球の管理者として責任ある行動を取り、統一されたアジェンダを持つ世界的な存在としてコミュニケーションを可能にするテクノロジー、哲学、文化の両方を兼ね備えている種族です。

観測メンバーは分裂した種族であり、土地、権力、お金、文化、そして、統一世界政府の形成を妨げるその他の多くのものを巡って、今も互いに争っている者達です。
地球上の人類はそのような種であり、今のところ、それは連邦によって単に観察されているだけで、その政策決定や経済システムには招待されていません。

◎ アン : 私達の銀河系には、政府形態と経済システムがあるということですか?

★ アンダーソン博士 : はい、でも、このことを話してしまうと、ウイングメーカーズについて私が本当に伝えたかったことが何なのか、貴方は分からなくなってしまうでしょう……。

◎ アン : また話が逸(そ)れてしまい、申し訳ありません。
しかし、これは、無視するにはあまりにも素晴らしいことです。

協力的で知的な種の連合があるなら、何故、彼らは2011年にこれらの敵対的なエイリアンの世話をすることができなかったのか、少なくとも私達を助けることができなかったのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 連邦は如何なる種類の種族にも、侵入(intrude)しません。
それはまさに促進勢力であり、軍事駐留を伴う統治勢力ではありません。
つまり、彼らは観察し、提案に協力しますが、私達の為に介入することはありません。

◎ アン : これは、『スタートレック』で描かれているプライム指令のようなものですか?

★ アンダーソン博士 : いいえ。
むしろ、子供達に家族へのより大きな貢献者になれるよう、自分の身を守る方法を学んで欲しいと願う親のようなものです。

◎ アン : しかし、敵対的な地球乗っ取りは、連邦に影響を与えるのではありませんか?

★ アンダーソン博士 : それは、間違いありません。
しかし、連邦は、生存とその遺伝学の永続に対する種自身の責任を、先取りするものではありません。

ご存知の通り、原子レベルでは、私達の肉体は文字通り星から作られています。
原子以下のレベルでは、私達のマインドは、銀河のマインドの非物理的な保管庫です。
原子以下のレベルでは、私達の魂は神、または宇宙に広がる知性の非物理的な保管庫です。

連邦は、人類は星々、銀河の精神、そして、神の存在である為、自らを守ることができると信じています。
もし、私達が失敗し、敵意が銀河系の他の地域に広がった場合、その時は連邦が注目しそのメンバーが主権を守るでしょうし、これは何度も起こっていることです。

そして、この防衛の過程で新しいテクノロジーが生まれ、新しい友情が築かれ、銀河のマインドに新しい自信が埋め込まれるのです。
それが連邦が、今のように行動する理由です。

◎ アン : 連邦のどこかに、BSTは存在しないのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : はい、恐らく銀河の中心に近い惑星の一つは、そうでしょう。

◎ アン : それでは、何故、連邦は助けてくれないのでしょうか……貴方は、彼らが助けられると言ったでしょう?

★ アンダーソン博士 : はい、彼らは助けてくれます。
そして、Corteum は IM、または招待されたメンバーであり、私達を助けてくれます。

しかし、彼ら自身は、BST技術を持っていません。
これは非常に特殊なテクノロジーであり、防御兵器としてのみ使用することを目的とした種族に取得が許可されています。

そして、ここにアジェンダがあるのです。

◎ アン : 許可するのは、誰ですか……種がいつBSTを取得する準備ができているかを、連邦が決定すると言っているのですか?

★ アンダーソン博士 : いいえ、それは神に関係があると思います。

◎ アン : 理由は分かりませんが、貴方が神を信じているとは信じられません。

★ アンダーソン博士 : そうですね、私は信じています。
そして、更に、ラビリンス・グループの全員も同様です。
フィフティーンも含めてです。

私達は神や高等知性体の存在を疑う余地のないほど、多くの証拠を見て来ました。
私達の研究室で観察されたことに基づいて、それを否定することは不可能でしょう。

◎ アン : ということは、私達が責任を持ってBSTをいつ使用するかは、神が決めることになります。
貴方は、2011年までに、神が決めると思いますか?
(この質問に、皮肉のニュアンスがあったことは認めます。)

★ アンダーソン博士 : なるほど、アン、ラビリンス・グループは種全体の準備が決定要因ではなく、全ての非承認勢力から保護できる限り、種内のサブグループがテクノロジーを取得することを許可されるかも知れないと期待していますね。
このサブグループはラビリンス・グループになることが望まれており、それがフィフティーンがACIOのリソースをセキュリティ・システムに多大に投資した理由の1つです。

◎ アン : 貴方は、私の質問にはあまり答えていませんが……貴方はそれが、12年で開発できると思いますか?

★ アンダーソン博士 : 分かりません。
確かにそう願っていますが、BSTが私達の唯一の防衛線ではありません。

ラビリンス・グループは、多くの防御兵器を考案しましたが、その全てを説明している訳ではありません。
予言で予告されているエイリアン種族はラビリンス・グループは多くの防御兵器を考案しましたが、その全てを説明する訳ではありません。

預言で予告されている異星人種族は、現時点では地球のことさえ知りません。
彼らは、全く異なる銀河から来ています。

その予言は彼らが私達の銀河系に探査機を送り、地球が銀河系で直ぐに同化できる最良の遺伝子ライブラリーであり、天然資源の宝庫であると判断するだろうというものです。
彼らは、2011年に地球を訪れる予定です。

預言によれば、彼らは私達の政府と友好関係を結び、国連を同盟国として利用するようになるでしょう。
彼らは国連を通じて、統一世界政府の組織化に着手するでしょう。
そして、2018年に最初の選挙が行われると、国連を追い越して世界政府として統治することになるでしょう。

これは、策略と欺瞞(ぎまん)によって行われます。
私がこれらの予言に言及したのは、それらが日付に関して非常に具体的である為であり、従って、BSTの作成と展開には19年に相当する時間があります。

理想的にはそうです、この種族が私達の銀河系への渡ることを決定した時に、この種族の介入ポイントと接続する為にそれを完了させたいと考えています。
私達は彼らに別の銀河を選択させるか、探求を完全に放棄してもらいたいと考えています。
しかし、この介入ポイントを決定することは、不可能かも知れません。

ご存知のようにラビリンス・グループが開発したメモリー・インプラント技術は、BSTと組み合わせて利用できます。
私達の銀河が植民地化のターゲットとして選ばれた時の介入時点を定義し、その時間と場所に入り、彼らの指導者達を私達の銀河から逸(そ)らす為に、新しい記憶を押しつけることができます。

◎ アン : 私が疲れて来たのか、それとも話が更にややこしくなって来たのか……ラビリンス・グループは、既にこの問題の芽を摘むシナリオを用意していると言っているんですね……この略奪的なエイリアンのグループが、私達の銀河に侵入するのを防ぐ為でしょうか?
彼らがどこに居るのか、どうやって分かるのですか?

★ アンダーソン博士 : 貴方の質問に答えるには、BSTの正確な性質と、それがタイムトラベルとどのように異なるのかを、より詳細に説明する必要があります。
できるだけ簡単に説明しようと思いますが、複雑なので、時間と空間についての先入観をいくつか手放す必要があります。

ご存知の通り、時間はタイムラインで描かれている時のように、完全に直線的ではありません。
時間は垂直であり、存在する全ての瞬間が次の瞬間に積み重ねられ、全てが互いに一致します。
言い換えれば、時間は非時間の中に同時に存在する全ての経験の全ての瞬間の集合体であり、それは通常、永遠と呼ばれます。

垂直時間は人が経験の瞬間を選択し、その選択を現実にする為のポータルとして、時間と空間を使用できることを示唆しています。
一度、選択が行われると時間と空間が連続性の要因となり、垂直時間を水平時間、または従来の時間に変更します……。

◎ アン : えと、よく分からないのですが。
垂直時間は、水平時間とどう違うのですか?

★ アンダーソン博士 : 垂直的な時間はあらゆる時間の同時体験と関係があり、水平方向の時間は、直線的で瞬間毎(ごと)の経験における時間の連続性と関係しています。

◎ アン : ということは、私がこれまでに経験したこと、或いはこれから経験するであろうあらゆる経験が、今現在、存在しているということですか?
過去も未来も実は現在だけど、私が洗脳され過ぎて、それが見えないということですか?

★ アンダーソン博士 :前にも言ったように、これは複雑なテーマであり、今、説明するのに時間を費やしてしまうと、BSTなどのより重要な情報を見失ってしまうのではないかと心配しています。
恐らく、私がBSTの性質を説明できれば、その過程で質問のほとんどが解決されるでしょう。

◎ アン : それでは、BSTとは何なのか教えて下さい。
その頭字語の意味を考えると、出来事を消し去り、歴史の流れを変えるような意味だと思いますが、そうなんですか?

★ アンダーソン博士 : このように説明してみましょう。
タイムトラベルは、本質的に観察的なものになる可能性があります。
この点で、ACIOや他の組織、更には個人の市民も、タイムトラベルする能力を持っています。

しかし、この形式のタイムトラベルは受動的です。
BSTと、同等ではありません。
未来を正確に変える為には、自分の使命に関連する正確なページや介入ポイントが見つかるまで、本のようにページを捲(めく)りながら、垂直方向の時間と対話できなければなりません。

ここが、非常に複雑になるところです。
何故なら、垂直時間と相互作用するということは、水平時間の流れを変えることを意味するからです。
そして、変更とその範囲と影響を理解するには、非常に複雑なモデリングが必要です。

これが、ラビリンス・グループが、コーテウムと連携した理由です。
そのコンピューティング・テクノロジーは、当社の最高のスーパーコンピューターよりも約3,200倍強力な処理能力を備えています。

これにより、有機的で非常に複雑なシナリオ・モデルを作成できるようになります。
これらのモデルは関連データを収集した後に最も可能性の高い介入ポイントと、特定のシナリオを実行した場合に最も可能性の高い結果がどのようなものになるかを教えてくれます。

ほとんどの複雑なテクノロジーと同様に、BSTは5つの個別の相互関連テクノロジーを含む、複合テクノロジーです。
最初のテクノロジーは、特殊な形式のリモート・ビューイングです。
これは、訓練を受けた工作員が精神的に垂直時間に移動し、出来事を観察し、更には調査モードに関連する会話を聞くことを可能にするテクノロジーです。

移動時間内では工作員は誰からも見えない為、完全に安全で邪魔になりません。
このテクノロジーから得られるインテリジェンスは、他の4つのテクノロジーの適用を決定する為に使用されます。
これは、情報収集に相当します。

BSTの鍵となる2番目のテクノロジーは、メモリ・インプラントに相当します。
ACIOではこのテクノロジーを、メモリ再構築手順(MRP)と呼んでいます。

MRPは水平時系列でメモリを正確に削除し、その場所に新しいメモリを挿入できる技術です。
新しいメモリは、受信者の既存のメモリ構造に溶接されます。

ご存知の通り、出来事は大小を問わず単一の思考から発生し、それが永続的な記憶となり、更にその思考の発展と現実化を導く原因となるエネルギー・センターとなります……水平時間へ。
MRPは最初の考えを削除し、それによってイベントの発生を引き起こす永続的な記憶を排除できます。

3番目のテクノロジーは、介入ポイントを定義することで構成されます。
全ての重要な決定には、思考が展開し、その発展段階を進むに連れて、水平時間で数千とは言わないまでも、数百の介入ポイントが存在します。

しかし、垂直時間では、介入ポイント、つまり、原因シードと呼ばれるものは1つだけです。
言い換えれば、垂直時間インテリジェンスにアクセスできれば、原因となる介入点を特定できるということです。

このテクノロジーは、最も可能性の高い介入ポイントを特定し、その優先順位をランク付けします。
これにより、残りのテクノロジーに集中できるようになります。

4番目の技術は、3番目の技術と関連しています。
これは、シナリオ・モデリング技術です。

このテクノロジーは、様々な介入ポイントをレシピエント(受信者)への侵襲性が最も低い波及効果に関して、評価するのに役立ちます。
言い換えると、どの介入ポイントがシナリオ・モデルに適用された場合、無関係なイベントへの影響を最小限に抑えながら望ましい結果を生み出すのか、ということです。
シナリオ・モデリング・テクノロジーがなければ、BSTは社会、または種全体に重大な混乱を引き起こす可能性がある為、シナリオ・モデリング・テクノロジーはBSTの重要な要素です。

5番目で最も不可解な技術は、インタラクティブなタイム・トラベル・テクノロジーです。
ラビリンス・グループでは、最初の4つのテクノロジーが準備完了状態にあり、インタラクティブなタイム・トラベル・テクノロジーが実用化されるのを待っています。

この技術では、工作員、または工作員のチームが物理的に垂直時間に移動し、最適な介入ポイントが決定された正確な時空間に挿入できる必要があります。
そこから工作員はMRPを成功裏に実行し、ミッションの成功を検証する為に、元の時間に戻らなければなりません。

◎ アン : 私はこの説明を聞いていて、ある程度は理解できたつもりですが、私にはとても現実離れした話に聞こえます、アンダーソン博士。
私は……自分の今の気持ちを説明するのに、困っています。

これは、とても奇妙です。
とても大きくて……巨大です……これが、私が住んでいる同じ地球のどこかで起こっていることが信じられません。
このインタビューの前、私は小切手帳の残高と、自分の車がいつ直るのか心配していましたが……これは、あまりにも奇妙です……

★ アンダーソン博士 : もう一度休憩して、コーヒーを温めた方がいいかも知れませんね。

◎ アン : ここで一旦、コーヒーブレイクしましょう……(10分ほど休憩……インタビュー再開。)

◎ アン : ラビリンス・グループが5つのテクノロジーのうち4つを準備ができていて、インタラクティブ部分だけを待っているとしたら、彼らはこの異星人種にどのように対処するかを計画する為のシナリオ・モデルと介入ポイントを、既に確立している必要があります。
そうですか?

★ アンダーソン博士 : はい。
約40のシナリオ・モデルがあり、恐らく5~8個の介入ポイントが定義されています。

◎ アン : これだけの数がある場合は、優先順位が確立されているはずです。
最も可能性の高いシナリオ・モデルは、何ですか?

★ アンダーソン博士 : この点については簡単に説明しますが、これは非常に機密情報なので、14x職員とフィフティーンしか知りません。
私の分類は12xである為、希薄なレポートが得られ、シナリオ・モデリングに関しては、恐らく誤った情報が含まれる可能性があります。
私が言えることは、予言と遠隔透視技術の両方から、この種族に関するかなりの量の情報を知っているということです。

例えば、私達はこの銀河がハッブル望遠鏡で可能な限り徹底的に調査され、可能な限り広範囲に図表化された銀河から来たことを知っています。
私達はそれが260万光年離れたところにあること、そして、その種が遺伝子の創造とテクノロジーの混合である合成種族であることを知っています。

それらは集団的な考え方を持っていますが、リーダーの明確な目的に沿っている限り、個人のイニシアチブは依然として高く評価されます。
それは合成種族である為、管理された環境で生産することができ、指導者の気紛(きまぐ)れに応じて、その人口を増減させることができます。
それは……。

◎ アン : 260万光年離れた銀河から来たと、言ったのですか?
つまり、彼らが光の速さで移動できたと仮定すると、私達の惑星に来るまでに260万年かかります。
貴方は以前、彼らはまだ地球のことさえ知らないと言っていましたね……そうですよね?”

★ アンダーソン博士 : コルテウムは15,000光年離れた惑星から来ていますが、私達が月に旅行するのにかかる時間内に、彼らの惑星と私達の惑星の間を行き来することができます。
距離は、僅(わず)か25万マイルです。

時間は直線的ではありませんし、空間も同様です。
貴方方の物理学者が、最近、学んだように、空間は湾曲していますが、空間を崩壊させる変位エネルギー場や距離の錯覚によって、人工的に湾曲させることもできます。

光の粒子は、空間を移動させたり崩壊させたりせず、空間を通る直線に乗りますが、空間を改変したり崩壊させたりできる電磁エネルギーの形態が存在します。
そして、この技術により、宇宙旅行が、たとえ、銀河間であっても可能になるだけでなく、比較的容易になります。

◎ アン : 何故、今、『貴方方の物理学者達』と言ったのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 申し訳ありませんが、それは主流社会から孤立する条件づけの一部に過ぎません。
ラビリンス・グループのような秘密組織で30年間活動していると、仲間の人間に目を向ける傾向があります……仲間の人間としてではなく、何か他のものとして。

ラビリンス・グループが採用している科学原理は社会で教えられているものとは大きく異なります……貴方方の、……ああ、また言ってしまいました……私達の大学内で。
きっと私は、疲れているんでしょうね。

◎ アン : 貴方を批判するつもりはありませんでした。
貴方の言い方が、異星人か、部外者が言ったかのように聞こえただけです。

★ アンダーソン博士 : 私は、アウトサイダーとしての資格がありますが、決してエイリアンではありません。

◎ アン : さて、この予言や異星人種の話に戻りましょう。
彼らは、何を望んでいるのですか?
つまり、地球を支配する為に、何故、そんなに遠くまで旅するのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : これは、とても面白い質問だと思います。
笑ってしまって、ごめんなさい。

ただ、人間は、地球がどれほど特別な存在であるかを理解していないだけなのです。
惑星に関して言えば、それはまさに特別な惑星です。

そこには非常に驚異的な生物多様性と複雑な範囲の生態系があり、その天然資源はユニーク、かつ豊富です。
それは、銀河の動物園に匹敵する遺伝子ライブラリです。
やって来るエイリアンはこの惑星を所有し、植民地化計画に加えることを望んでいます。

既に述べたように、これは合成種族です。
植民地化プログラムの目的を果たす為に、自分自身のクローンを作成し、より多くの人口を捏造(ねつぞう)できる種族です。
しかし、地球は更なる多様性を望んでおり、地球はそれが多様化する機会となるでしょう。

◎ アン : それで彼らは、今、どこに居るのですか?

★ アンダーソン博士 : 彼らは故郷に残っていると思います……私達の知る限り、彼らはまだ私達の銀河系に入っていません。

◎ アン : そして、彼らが到着した時、ACIOやラビリンス・グループはどうやって知るのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 先ほども言いましたが、ACIOは既にかなりの量の情報収集を行っており、シナリオや介入ポイントの選定も行っています。

◎ アン : それで、計画は何ですか?

★ アンダーソン博士 : 最も論理的なアプローチは、天の川を探索するという何気ない考えが生まれた時間と場所に旅行し、MRPを通じて、それを種族の記憶から消去することでしょう。
本質的には生命が生息する素晴らしい銀河の中で、天の川銀河は不適切な選択であることを彼らに納得させなければなりません。

ラビリンス・グループは、我々の銀河系は彼らの真剣な探検に値しないという結論を、この種族に導く記憶を植えつけることになるでしょう。

◎ アン : では、別の銀河が、次の標的となるのでしょうか?
私達は、彼らの次の征服の責任を負わないでしょうか?
それでは、私達自身が加害者ではないでしょうか?

★ アンダーソン博士 : これはもっともな質問ですが、残念ながら答えは分かりません。

◎ アン : 何故、このMRPテクノロジーを使って、攻撃的ではないという記憶を単純に植えつけることができなかったのでしょうか。
この種族に、財産のような自分達のものではない新しい世界を、植民地化しようとするのを止(や)めるよう伝えること。
何故、これができなかったのですか?

★ アンダーソン博士 : 恐らく、そうなるでしょう。
フィフティーンが何を考えているのかは、よく分かりません。
しかし、私は、彼のアプローチとその効果には、自信を持っています。

◎ アン : しかし、貴方は以前、自分の命の危険があると言いました……私達が話している間も、フィフティーンは恐らく貴方を追い詰めようとしているのではないかと。
何故、貴方は、彼の道徳観にそんなに自信があるのですか?

★ アンダーソン博士 : フィフティーンの場合、道徳は実際には重要な役割を果たしていません。
彼は、独自の倫理規定に基づいて行動していますが、私はそれらを全て理解しているつもりはありません。
しかし、私はこの異星種族による乗っ取りを回避するという彼の使命をかなり確信しており、彼がこの異星種族の種全体への影響を最小限に抑えた最良の介入地点を選択するだろうとも、同様に確信しているのです。

それが、彼がBSTを取得できる唯一の方法です。
そして、彼はそれを知っています。

◎ アン : 私達は再び、神の元に戻って来ましたね。

★ アンダーソン博士 : はい。

◎ アン : それで、神とフィフティーンは、これを全て理解したのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : それが、貴方の言いたいことかどうかは定かではありませんが。
少なくとも私が知っている限り、フィフティーンと神との間に同盟などは存在しません。
これは、ラビリンス・グループがBST開発の過程で、定式化した信念体系の一部です。

神が全能であり全知であることは、私達にとって論理的です。
何故なら、神は全ての生命、全ての時間、全ての空間、全てのエネルギーに浸透するユニバーサル・マインド(普遍的な心)のフィールドとして機能するからです……そして、全ての存在として。

この意識は公平ですが、確かに物事を否定したり、恐らくより正確に言えば、その習得を遅らせたりする立場にはあります。

◎ アン : 貴方の言うように、神がどこにでも存在するのなら、何故、神はこの略奪的な異星人種を止めて、彼らをその場所に留めておけないのですか?

★ アンダーソン博士 : これもまた当然の質問ですが、私には答えることができません。
私が言えるのは、前にも言ったように、私が信じる神は公平であるということだけです。
それは、創造物が望むように、自分自身を表現できることを意味します。

神が活動する最高レベルでは、全てのものには目的があります……他の種や惑星を支配しようとする攻撃的な種さえも。
神は何も調整せず、ユニバーサル・マインドの中で全てを理解しているだけだ、というのがフィフティーンの信念だったのです。

私が銀河のマインドについて話した時のことを、覚えていますか?

◎ アン : はい。

★ アンダーソン博士 : 惑星のマインド、太陽のマインド、銀河のマインド、そして、唯一のユニバーサル(普遍的な)マインドがあります。
ユニバーサル・マインドとは、神のマインドです。

各銀河には、その銀河内に存在する全ての種の集合体である集合意識、またはマインドフィールドがあります。
ユニバーサル・マインドはその銀河のマインド、または複合的な意識に関連する各銀河の最初の青写真を作成します。

この最初の青写真は、銀河内に播種される遺伝コードの素因を作成します。
私達ラビリンス・グループは、神が各銀河の遺伝コードを異なる素因や行動で設計したと信じていました。

◎ アン : そして、何故、そうなるのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : その為、宇宙全体で多様性が増幅され、その結果、神は最も広範な生命の連続体を経験できるようになります。

◎ アン : 何故、これがそんなに重要なのですか?

★ アンダーソン博士 : 神は、あらゆる次元で生命を経験する為の、新しい方法を実験したり考案したりするのが大好きだからです。
これが、宇宙の目的である可能性が非常に高いのです。

◎ アン : 貴方は、自分が説教者のように話しているのを分かっていますか?
貴方はこれらが確信であるか、自明の真実であるかのように話しています……しかし、それらは単なる信念ですよね?

★ アンダーソン博士 : はい、信念ですが、信念は重要ですよね?

◎ アン : よく分かりません……つまり、私の信念は、日々、変化しているということです。
信念は安定していませんし、岩盤か何かのように一定の深い真実に固定されている訳でもありません。

★ アンダーソン博士 : ええ、そうですね……つまり、私が言いたいのは、彼らが変化するということです。

ラビリンス・グループは、非常に特殊な一連の信念を発展させました。
これらの信念の一部は、コーテウムのインテリジェンス強化テクノロジーの結果としての、私達の経験に基づいていました。
研究された古代文書に基づいたものもあれば、ETの連絡先から借用したものもあります。

◎ アン : それでは、貴方は私達の友好的な近隣のETが、宗教的熱狂者だと言うおつもりですか?

★ アンダーソン博士 : いいえ……いいえ、彼らが私達を、自分達の信念に改宗させようとしていたという意味ではありません。
私達が尋ねただけで、彼らはそれを私達に関連づけたのです。

彼らの話を聞いていると、実際には宗教というよりは、かなり科学に近いように思えました。
それが、より進化した種の性質だと考えています。

彼らは最終的に、科学と宗教が宇宙論に収斂することを理解しました。
私達が住んでいる宇宙を理解することは、私達自身を理解することにも繋がります……それが宗教と科学の目的です。
少なくとも、そうあるべきです。

◎ アン : オーケー、これは私の好みからすると、少し哲学的になり過ぎています。

ウイングメーカーについての質問に、戻ってもいいでしょうか?
もし、貴方の言うように天の川を統治する銀河連邦があるとしたら、ウイングメーカーはこの連邦にどのように関与しているのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 貴方の質問の性質に、感心しました。
全てに答えられればいいのですが、ここでも答えは分かりません。

連邦とウイングメーカーは連携して運営されており、相互に有益な関係にあると考えていますが、しかし、私は……。

◎ アン : しかし、リモート・ビューイング・テクノロジーを使用して、全く別の銀河にあるこのエイリアン種族を盗聴できるのであれば、何故、ウイングメーカーと連邦を観察できないのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 実際、私達はウイングメーカーでリモート・ビューイング・テクノロジーを試しました。
これは、私達が最初に試したことの1つでした。
しかし、何も得られませんでした。

実際、私達のテクノロジーが全く効果がなかったのは、これが初めてでした。
私達はウイングメーカーがリモート・ビューイングを防ぐ何らかのセキュリティを開発したと想定しましたが、しかし、私達には確信がありませんでした。

連邦に関して言えば、彼らは私達のリモート・ビューイングの能力を十分に認識しており、実際私達がリモート・ビューイングを通じて連邦を観察すると、連邦は私達の存在を検出できる為、私達が連邦を盗聴することはできません。
従って、彼らのプライバシーを尊重し、彼らの議題を信頼して、私達は連盟にテクノロジーを強制することは決してありませんでした。
恐らく、一度か二度だけでしょう。

◎ アン : アンダーソン博士、許して欲しいのですが、私にはこれら全てが少し信じがたいのです。
このインタビューの過程で、私達は約100の異なる主題の表面をざっと見ただけですが、私は同じ基本的な問題に何度も戻って来ます。

何故、?ということです。
何故、宇宙は、このように設定されているのに、地球上の誰もそれについて知らないのでしょうか?
何故、全て秘密にするのでしょうか?

私達人間は理解できないほど愚かだと、誰かが思っているのでしょうか?
それで、この人達は一体誰なんですか?

★ アンダーソン博士 : 残念ながら、この重要な情報をパブリック・ドメインから遠ざけようとする陰謀が非常に多く、最終的に一般の人の手に渡った情報は、役に立たないほど薄められています。

貴方の不満は、理解できます。
私が言えるのは、このような情報が存在するということだけです。

これらのことについて知っている人々は居ますが、今夜、私達が触れたことのより大きな現実について知っているのは、フィフティーンだけです。
言い換えれば、これは貴方の指摘通りです、アン、軍、政府、秘密ネットワーク、NSA、CIAなどの中には、全体の一部は知っていても、全体を理解していない人達が居ます。

彼らはメディアの前に立って、何が起こっているのかを説明する知識を備えていません。
彼らは、何が起こっているかの断片しか知らないという事実によって、自分達が弱い立場にいるように見えることを恐れています。
それは、象の異なる部分を触っていて、それぞれがそれを何か違うものだと思っている3人の盲目の男性の物語のようなものです。

フィフティーンは、メディアや一般大衆に自分の知識を隠しています。
何故なら、彼は人類の救世主、つまり、次の救世主として見られたくないからです。

そして、彼はあまりに誤解されている為に、監禁されるべき、或いは更に悪いことに暗殺されるべき一部の狂人として見られることを特に望んでいません。
彼が自分の知っていることを打ち明けた瞬間、彼はプライバシーとBSTを発見する能力を失うことになります。

そして、彼は決してそんなことはしないでしょう。
この、より大きな現実について知っているほとんどの人は嘲笑されることを恐れて、世間の注目を浴びることを恐れています。

一般大衆は理解できないものに対して恐怖を感じていることを認めなければなりません、そして、彼らはその使者を殺してしまうでしょう。

◎ アン : しかし、何故、私達はこの現実像について、部分的な真実さえも得られないのでしょうか?

ETと連邦について、誰か、メディア、政府、或いは他の誰かがこの情報を私達から隠しているのです。
貴方が私に話してくれた、火星人の話のように。

もし、これが真実で、クリントン氏がこのことを知っているとしたら、何故、私達は知らされないのでしょうか?

★ アンダーソン博士 : 私の中には、次のようなことを言う皮肉な部分があります。

何故、毎日、テレビを6時間も見ているのですか?
何故、他人の意見だけで、心を養うのですか?

何故、政治家を、信頼するのですか?
何故、政府を、信頼するのですか?

何故、貴方は生態系の破壊や、この破壊を実行する企業や政府を支持するのですか?

人類全体がこのようなことが起きるのを許しているので、目が覆(おお)われて情報が配給され、天気やハリウッドなどのありふれた事柄に注意が向けられ易くなります。

◎ アン : それは、貴方が言うのは問題ありません。
IQのある人は、チャートに記録されません。

しかし、平均的な知能を持つ私達にとって、この情報にアクセスできるようにするには何をする必要があるでしょうか?
この、より大きな現実にアクセスするには?

★ アンダーソン博士 : 分かりません。
正直に言うと、分からないのです。
答えを持っているふりは、しません。

しかし、どういう訳か、人間は政府やメディアに対して、もっと要求する必要があります。
何故なら、メディアは自分達がどのようにして情報隠蔽の手先になったのか気づいていないにも関わらず、この操作に大きな役割を果たしているからです。
問題の真実は、どの組織にも責任がある訳ではないということです。

エリート主義者は、人類の黎明(れいめい)期から常に存在していました。
より攻撃性と権力を持ち、種の中で弱い者を支配しようとする者達が常に存在していました。
これが情報隠蔽(いんぺい)の状況を生み出した基本的な構造であり、宗教、政府、軍事、科学、学界、ビジネスを含む社会のあらゆる分野で起こっています。

誰もこの競争の場を、全ての人にとって平等かつ平等になるように作った人は居ません。
この競争の場は、個人の好みに基づいて自由意志と現実の選択を可能にするように設計されています。

そして、秘密の背後にある秘密を探ることができる精神的能力を持っている人は、通常、このより大きな現実の一部を見つけます……貴方が言うように、それは完全に隠されている訳ではありません……私が、今夜、ここで話した内容の多くを裏づける本や個人、更には預言さえあります。
そして、これらは、私達が住んでいるこのより大きな宇宙を理解したい人なら誰でも簡単に利用できます。

それで、貴方の質問、……どうすればよいか?に答えると、次のようになります : 私は本を読んで勉強するでしょう。
この大きな宇宙について学ぶことに時間を費やし、テレビを消してメディアから切り離すでしょう。
それが、私がすることです……。

◎ アン : 恐らく、ここで話を終えるのが良いでしょう。
他に、付け加えたいことがなければ。

★ アンダーソン博士 : 一つだけ。
このインタビューを読む人が居るなら、どうか空っぽの心で読んで下さい。
もし、学びと教育と意見に満ちたマインドを持ち込んだなら、私の言ったことに反論したいことがたくさん起きて来て、何も聞くことができないでしょう。

私は、誰とも議論することに興味がありません。
私は自分の言ったことを誰かに納得させることに、あまり興味がありません。
たとえ、誰も信じてくれなくても、私の人生は続くでしょう。

ウィングメーカーは、彼らの文化のタイムカプセルを構築しましたが、それは素晴らしいものです。
人々を元の場所に連れて行き、23の各部屋の前に立って、これらの壁画を直接目撃してもらいたいと願っています。

もし、これを行うとしたら、芸術が魂を別の次元に連れて行くポータルになり得ることが理解できるでしょう。
これらの絵画には、単なる写真では表現できない特定のエネルギーがあります。

実際にこれらの部屋の中に立って、このタイムカプセルの意図的な性質を感じる必要があります。
もし、それができたら、貴方は私の言ったことを全て信じてくれるでしょう。

◎ アン : 私のような者を、現場に連れて行ってくれませんか?

★ アンダーソン博士 : いいえ。
残念ながら、このサイトを囲むセキュリティ・システムは非常に高度なので、どう見てもサイトは見えません。
私が持っているのは、私の写真だけです……。

◎ アン : 現場まで行っても、見えないとでも仰(おっ)しゃるんですか?

★ アンダーソン博士 : クローキング技術は、単なるSFの概念ではありません。
10年以上に亘(わた)って、開発されて来ました。
人々が思っているよりも遥かに頻繁(ひんぱん)使用されています。

私は、ステルス技術の希釈版について話しているのではありません。
私が話しているのは、隠蔽(いんぺい)したい既存の現実の上に、現実構築物を重ね合わせる能力についてです。

例えば、エンシェント・アロー遺跡の入り口まで歩いても、入り口や開口部らしきものが何も見えないかも知れません。
観察者にとって、それは平らな岩の壁に見えるでしょう。

そして、それは岩のあらゆる特徴、つまり、質感や硬さなどを備えていますが、実際には観察者の心に重ね合わされる現実の構築物です。
実際には入り口はそこにありますが、投影された現実の構築に心が騙(だま)されている為、観察することができません。

◎ アン : 素晴らしいですこと、この場所に入ってこのタイムカプセルを体験する方法はない、と。
従って、またしても、私達小さな人間は証拠を体験することが妨げられています。
お分かりのように、これが信じられない理由は、何も証明されていないからです!

★ アンダーソン博士 : しかし、証拠というのは見る人の目で決まるものではないでしょうか?
言い換えれば、貴方にとって証拠であっても、他の人を納得させられないかも知れないし、その逆もまた然(しか)りです。

これは全ての宗教、更には科学のやり方ではないでしょうか?

科学者達はこの理論、またはあの理論の証拠を持っていると主張しますが、数年後、別の科学者が現れ、以前に信じられていた理論を反証します。
そして、これが延々と続きます。

◎ アン : それで、何が言いたいのですか?

★ アンダーソン博士 : 証拠は絶対的なものではありません。
客観的ですらありません。

そして、貴方が探し求めているのは、真実を表現する上で永続的で完璧な経験です。
そのような経験は、たとえ、それが実際に存在するとしても、如何なる秘密ネットワークやエリート組織、或いは銀河連邦によっても所有、または所有されていません。

明日、絶対的な証拠を得るという経験をすると、その翌日には疑いが忍び込み始め、数週間か数か月のうちに貴方が手に入れたいと願っているこの証拠や絶対的な真実が手に入るかも知れませんが、それはただの思い出になるでしょう。
そして、恐らく、そこには多くの疑惑が吹き込まれている為、強力な記憶ですらないでしょう。

いいえ、貴方にも誰にも、絶対的な証拠を与えることはできません。
私に言えるのは、私にとって真実であると分かっていることだけを皆さんに伝えることができ、興味を持っている人にはできる限り正確に共有するように努めることです。

私は、宇宙の宇宙論を関連づけることよりも、ウイングメーカーとそのタイムカプセルの物語に、世間の注目を集めることに興味があります。
国民は、この話を知っておくべきなのです。
これは比類のない重要性のある発見であり、共有されるべきです。

◎ アン : 貴方は私をメッセンジャーにしたことは、分かっていますか?
貴方は私に世間の注目と疑惑を受け、あらゆる嘲笑に耐えなければならないように頼んだのです……。

★ アンダーソン博士 : アン、貴方の意志に反して何かをするよう求めている訳ではありません。
私が貴方に与えた資料を決して使わないのなら、私は理解します。
私がお願いしたいのは、もし、貴方がこれを取り上げるつもりがないのであれば、それらを私に返して欲しいということだけです。

私がメッセンジャーとして前に出ると、自由が失われます。
貴方が前進すれば、この話は貴方のキャリアを飛躍させる可能性があり、貴方は自分の仕事をしているだけです。
貴方はメッセンジャーではなく、送信者……メディアなのです。

しかし、貴方は、自分が最善だと思うことをしなければなりません。
そして、貴方がどんな決断をしようとも、私は貴方の決断を理解するでしょう。

◎ アン : 分かりました。
これで、終わりにしましょう。

私が全く信じていないという間違った印象を持って欲しくないのですが、私はジャーナリストであり、記事を公開する前に検証し、クロスチェックするのが私の責任です。
貴方と一緒では、私にはそんなことはできません。

貴方が私に話していることは、もし、それが本当なら、これまで語られたことのない最大の話になるでしょう。
しかし、私はこれをメディアに持ち込むことはできません、少なくとも私が働いている会社には持ち込めません。

何故なら、彼らはそれを決して出版しないからです。
検証も……ストーリーもなく。

★ アンダーソン博士 : ええ、分かりました。
しかし、ACIOテクノロジーのいくつかと、サイトとそのコンテンツの写真をお見せしましたので、これらは何らかの形での検証に違いありません。

◎ アン : 私にとってはその通りですが、今夜、貴方が行った多くの主張の全てが正当化される訳ではありません。
私が知っている限り、貴方が私に見せてくれたこのホログラフィック・フラクタル・オブジェクト・テクノロジーは、それほど珍しいものでも異常なものでもありません。

私はこれらのことについて、良い判断ができません。
たとえ、そうだったとしても、それは銀河連邦やウイングメーカーの存在を証明するものではありません。

★ アンダーソン博士 : そうですね……恐らく、貴方の言う通りです……このインタビューは、終了すべきです。
出発する前に、数回インタビューする約束をしましたが。

明日の夜は、まだ続きますか?

◎ アン : ええ。

★ アンダーソン博士 : 私の話に興味を持っていただきありがとうございます、アン……空想的で奇抜に聞こえるかも知れませんが、少なくとも貴方は私を狂人として片づけるのに自制心を示してくれました。
そして、そのことに感謝します。

おやすみ、アン。

◎ アン : おやすみなさい。

セッションの終了



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