ユニバーサル・ブラザーフッド・アンド・グッドウィル

June 6, 2023

オーロラ・レイ銀河連邦大使からのメッセージ　【 ユニバーサル・ブラザーフッド・アンド・グッドウィル 】

私達は成長するに連れて、差別することを教わります。
私達は、自分と他人の間に違いがあると考えるように教わります。

敵か味方か、目上か目下か、といったレッテルを貼ることを教えられます。
また、自分自身にレッテルを貼ることも教えられます。

これら全てが、私達と彼ら、優れた者と劣った者、敵か味方かという二元性を生み出すのです。
何百万人もの人々が、宗教の名の下(もと)に、何百万人もの国家の名の下(もと)に、何百万人ものカーストの名の下(もと)に、何百万人もの肌の色の名の下(もと)に、そして、何百万人もの性別の名の下(もと)に殺されています。

真実は全てが一つであり、宇宙的な統一体であるということです。
非暴力は、この認識から生まれます。

神は、私達から遠く離れている訳ではありません。
それは、私達の中にあるのです。
それは、私達の最も内側にある意識なのです。

神と個人は、2つの別々のものではありません。
それらは1つであり、同じものなのです。

だからこそ、ウパニシャッドは、”athato Brahma jijnasah”と言っているのです。
“貴方は、それである”。
つまり、貴方と神とは一体なのです。

もし、貴方が木を見る時、その木が全存在の現れでしかないと知っていれば、違う角度から見ることができるようになります。
木は自分から切り離されたものではなく、自分の身体や心と同じように、自分の意識の表れであることが分かるでしょう。
この理解は、人生の調和と社会の調和を齎(もたら)すのに役立ちます。

ヨガは、私達が孤立した存在ではなく、むしろ、全宇宙の一部であることを強調します。
このレベルで自分自身、他人、そして、世界と関わることができれば、私達の人生や人間関係はより平和なものになるのです。

ヨガのシステムは、元々、人々が全ての創造物と調和して生きることを助ける方法として作られました。
多くのヨガのテクニックは、私達一人一人の可能性や、私達一人一人を特別な存在にしているユニークな才能や能力にもっと気づくことができるように設計されています。

自分が何者であるか、何を他人に提供できるかを理解することで、自分自身を新しい視点で見ることができるようになり、その結果、自分自身と周囲の人々の真の幸福を経験することができるのです。
だからこそ、ヨガでは「他人に危害を加えることは、最終的には自分自身に危害を加えること」と教えています。

他人に危害を加えれば、いつか必ず同じ痛みに直面することになります。
本当に幸せになりたいのであれば、他人を傷つけることを控えなければならないと、ヨガは教えているのです。

非暴力というテーマは非常に広大で複雑なものですが、私達の生活に非暴力を適用できるようになりたいのであれば、先ずその意味を理解する必要があります。
非暴力は、政治的、経済的な目的を達成する為の単なる手法ではありません。

それ以上の、ものなのです。
非暴力は、生き方なのです。
人間社会を悩ます全ての問題に対する、答えなのです。

非暴力は、人生の法則なのです。
非暴力とは、力には力で対抗せず、憎しみには憎しみで返さず、暴力には暴力で対抗することです。

逆に、相手に良い変化を齎(もたら)す為に、犠牲と苦しみと結びついた愛、共感、奉仕を意味します。
非暴力とは、危険と逆境の中で、寛容と理解、そして、自己犠牲を伴うものです。

それは、暴力よりも強さを必要とします。
残忍さよりも、人間らしさが必要なのです。

非暴力は人間は本質的に善であり、従って、武力や暴力に頼ることなく過ちを正すことができるという確固たる信念に基づいています。
悪は善によってのみ征服され、憎しみは愛によってのみ払拭(ふっしょく)され、闇は光によってのみ消滅させることができるとするものです。

私達は、他者を憎み返す権利も、他者に復讐する権利もありません。

サーヴェ・バヴァントゥ・スキナ。(全ての人が幸せになりますように。)
Sarve santu niramayah.(全ての人に敵意がありませんように。)
Sarve bhadraani pashyantu makutam bhavadbhih. (あらゆるところに吉兆がありますように。)
Om shanti, shanti, shanti. (オームの平和、平和、平和。)

このマントラは、世界中の10億人以上のヒンズー教徒や仏教徒が、平和への祈りとして唱えています。
それは、普遍的な兄弟愛と親善を呼び起こすものです。

私達は全て一つであるという考えは非常に難しく、個性の幻想が強過ぎて真実が見えなくなっています。
私達の身体は別個のもののように見えますが、実は宇宙の延長線上にあるのです。

私達の体は、遥か昔、遠い星の燃える炉で作られた物質でできています。
私達は、星屑でできているのです。

私達の体を構成する同じ原子は、嘗(かつ)て恐竜や他の動物の体の一部でした。
私達の体を構成する原子は、いつか人間の体、或いは木や植物の体になります。
宇宙で失われるものは何もなく、全てはある形から別の形に変化しているだけなのです。

究極のゴールは宇宙と一体化し、ワンネスを体験することです。
ワンネスの体験は、人間の体験の頂点に立つものです。

それは、愛と平和、喜びと至福の究極の体験です。
それは、私達の理解を超えたものです。

言葉には限りがあるのでそれを表現することはできませんが、瞑想を通じてワンネスを直接体験しようと努力することはできます。
心が時間、空間、因果のあらゆる制限を超越した時、心は静寂に包まれ、以前投げ込まれた石による波紋さえも消えた澄んだ湖のようになるのです。
このような湖は不純物や汚染物質で汚染されていない純粋な水で満たされており、この状態に達すると、貴方の心も純粋な愛、慈悲、喜び、至福で満たされます。

ヘラクレイトスが言ったように、”同じ川に二度足を踏み入れることはできない。他の水が絶えず流れ続けているからだ。”
人生の川は流れ続け、私達がこれまでして来たこと、行って来たこと、なって来たことの全てを奪っていきますが、人生は続いて行くので私達は死ぬことはないのです。

死は恐れるべきものではなく、自分自身や愛する人にとっての新たな変容に過ぎないと考えることができます。
人生は循環しており、死もまた循環しています。
私達は皆、一つなのです。

私達は、貴方を心から愛しています。
私達は、貴方と一緒にここに居ます。

私達は、貴方の光の家族です。
私達は、銀河連邦です。

エイ・ホー (A’ HO)

全ての人に神聖な祝福を。

オーロラ・レイ銀河連邦大使

Topに戻る