聖書・イエスの再臨について

Posted on 7月 6, 2022 in ネルダ博士 by admin

July 3, 2022

ネルダ博士の第五のインタビュー 【 聖書・イエスの再臨について 】

◎ サラ : 彼ら(訳注 : 「ヒューマンVer.1.0」に閉じ込められたアトランティス人)が死んだら、どうなるのですか?

★ ネルダ博士 : はっきりさせておいた方がいいですね。
その存在……アトランティス人は無限の存在で、それは彼らが時空に制約されないという意味です。
肉体が死んだ後も、彼らは生きていました。

しかし、アヌンナキは、アトランティス人が体験することが可能な一連の次元、つまり、世界を創り出しました。
それは、「拘留次元」に相当するものでした。

「拘留次元」とはウイングメーカーの呼び方で、「彼らはそこで、リサイクルされた」と言っています。

◎ サラ : リサイクルですって……輪廻転生の中で?

★ ネルダ博士 : そうです。
これが後になって、輪廻転生のベースとなりました。
この仕組みによって、アヌンナキはアトランティス人をリサイクルすることが可能となりました。

ファンクショナル・インプラントのいくつかは、相互次元的でした。
これは意識の「拘留次元」内の適切な場所へとアトランティス人を転送するのに役立つことを意味し、新しい乗り物へと彼らを輪廻させるのに利用されました。

◎ サラ : でも、博士は彼ら……その猿人は、再生されないと言っていませんでしたでしょうか?

★ ネルダ博士 : 「ヴァージョン1.0」では、不可能でした。
そのヴァージョンは、非常に基礎的なものでした。
しかし、アヌンナキはそれを大量に生産しました。

ある一体のヒューマン・ユニフォームがダメになると……例えば、採掘中に事故に遭った場合などは別の個体が作り出されました。
それらは、クローンでした。

自己再生産の能力は、「ヴァージョン2.0」になってからです。
自己再生産の能力が搭載されたのは、そのプロセスがアヌンナキの側にとって莫大な労力を要することがその主たる理由でした。

アヌンナキは、全自動のシステムを作り出したかったのです。
全ての変数を、調整する必要がないシステムです。

それで、再生産を通じて繁殖できるようなインプラントを作り出す為、シリウス人がアヌンナキを助けました。
このシステムによって拘留次元から物理的な次元へと、赤ん坊としてリサイクルさせる自動化が可能となったのです。

◎ サラ : それじゃあ、これは全て全自動だったってことですか……プログラミンによる……テクノロジーってこと?
分からないわ。
ちょっと、気味が悪過ぎます。

★ ネルダ博士 : 宇宙は、数学の方程式の結果である多数の次元から成り立っています。
宇宙は、数学で構成されているのです。

時空を編成し、設計する為に、数学方程式を応用する方法を理解している存在が居るのです。
宇宙とは、全て創造されたものなのです。

この世界は創造されたものであって、「本当の世界」ではありません。
この世界は、プログラムされたリアリティなのです。

私は、今、「設計」と言いましたが、それは時空を編成しコントロールできるということです。
つまり、この世界はプログラムされた時空の世界なのです。

人類のような種族が、その中に居る時空の世界をプログラムできた場合、個人レベルでプログラムをすることが可能です。
やりたいと思えば、ある人の鼻を痒くしてしまうことすらできてしまいます。

全ては、数学の方程式なのです。

◎ サラ : 何を言って良いか、分かりません。
今のところは博士のお話に追いていきますが、私にはちょっとフィクションのように思えます。

それで、その猿人に何が起こったのですか?

★ ネルダ博士 : 先ほど、マルドゥークについて触れました。
彼は、親密に種族の進化に関わっていました。
それが、彼の役割でした。

全てのアヌンナキの中で、マルドゥークは「ヒューマンVer.1.0」に最も精通していました。
彼は「ヒューマンVer.1.0」を理解しており、彼らの側面のいくつかについては称賛すらしていました。
それは多分、無意識だったのでしょう。

マルドゥークは、「ヒューマンVer.1.0」の行動をもっとアヌンナキに似せるようにプログラムを変更し始めました。
「ヒューマンVer.1.0」がアヌンナキの性質を帯び始めた時、アヌとその息子のエンキとエンリルは、そのことに懸念を覚えました。

マルドゥークは、感情とフィーリングをプログラムしました。
マルドゥークは、急速に人間を進化させて行ったのです。

しかし、留意して頂きたいのは、それはファンクショナル・インプラントの進化で、動力源(パワーソース)であるアトランティス人と、その人間の物理的な体との間のインターフェイスの進化であったということです。
つまり、それは進化するインターフェイスでした。
その進化によって、人間の体は感情を示すようになり、意思の疎通が可能となり、地球と呼ばれる三次元世界を豊かに感じるようになりました。

他にも起こっていたことがあり、それは地球がどんどん三次元的に硬質化し続けたことで、それに伴って「ヒューマンVer.1.0」とそのファンクショナル・インプラントも三次元的なものに順応するようになりました。
硬質化が進行することによって、ヒューマン・ユニフォームの内部の動力源であるアトランティス人をコントロールし抑圧することが、益々容易になりました。

それはまるで、この地球次元上で圧縮が起こったようなもので、それにより地球次元でのサバイバルに焦点が深まっていきました。

◎ サラ : 私のノートには、「蛇」という単語が書き留められています。
文字通りの「蛇」のことを、話されているのですか?

★ ネルダ博士 : いいえ。
「蛇」とは、ある種族のことです。

その種族は爬虫類のDNAに基づいた種族で、アヌンナキとは異なる存在です。
アヌンナキと「蛇」は、親戚のような関係にあったと言うことができるかも知れません。

「蛇」は「生命の播種者(ライフ・キャリアー)」と呼ばれています。
彼らが、いくつもの惑星に生命の種を播いたのです。

食物連鎖を組み立てたのは、彼らです。
彼らは、「惑星という食料雑貨店」の経営者のように考えることができるかも知れません。

▲ 解説 : 「蛇」とは「蛇人種」のことであり、彼らは爬虫類、即ち「レプテリアン」と呼ばれていました。
彼らが惑星上に生命の種を播き、食物連鎖の仕組みを組み立て、捕食するという爬虫類脳ならではの性質を植えつけました。

◎ サラ : でも、「蛇」は「ヒューマンVer.1.0」の創造には関わっていないのですよね?

★ ネルダ博士 : 技術的な意味では、関わっていません。
彼らの仕事は、「ヒューマンVer.1.0」に、食料と栄養を与えることでした。

◎ サラ : インプラントによって「ヒューマンVer.1.0」の中のアトランティス人が、どのようにして抑圧されたかは理解しました。
しかし、どうして彼らはその中に入ったのですか?

博士が示唆されたようにアトランティス人が自ら志願したのでないのなら、どうして以前はパワフルで自立した存在であった彼らが、強制的に奴隷化されたのでしょうか?

★ ネルダ博士 : 「ヒューマンVer.1.0」は、会話や意思疎通ができるという点において、かなり高いレベルにまで達しました。
それがマルドゥークが「ヒューマンVer.1.0」に施した、大きな「アド・オン」でした。

しかしながら、自分達がクローンであるという精神状態は、「ヒューマンVer.1.0」にとってあまりにも辛いものでした。
彼らは外見が全員同じで、同じ思考をしたので、それがある程度コミュニケーションに役立ちました。

例えば、座標を合わせる作業などです。
しかし、実際に個としてのアイディアは持っていなかったのです。
そして、これが鬱(うつ)病に繋がりました。

ウイングメーカーによれば、彼らは文字通り狂ってしまうような精神状態になったのです。
この不具合は、大きな問題となりました。
アヌは彼らを一掃することに決め、それが大洪水の物語なのです。

マルドゥークは、何とかして大洪水から他の動植物と共に「ヒューマンVer.1.0」を何人か救いましたが、それが「ヒューマンVer.1.0」の終焉となりました。
「ヒューマンVer.2.0」は、その後に創り出されました。
この段階になって、人間は自己再生産ができるようになりました。

人間の自己生産が可能になった際、アヌンナキの数名が人間の女性を妊娠させ、自分達の血統を人類種の中に齎(もたら)しました。
これによって、人類の多様化が始まりました。

このアイディアによって、もはや人間はクローンではなくなり始めたのです。
しかし、「ヒューマンVer.2.0」があまりにもパワフルになって、自己を認識するのではないかという懸念が生まれました。

動力源であるアトランティス人が自分が無限の存在であることに気がついたら、どうなるでしょうか?

この時がアヌが、自分が「神」にならなければならないと決心した時だったのです。
人間には、自分達の上に君臨する「王」や「支配者」が必要でした。
それによって、自分達が外的な「支配者」に劣っているということが明確になるからです。

これが、彼らの教化プログラムの鍵となる部分だったのです。
マルドゥークとシリウス人は共同でエデンの環境を創造し、人類の堕落の扇動者としてのイヴの概念を作り出しました。
これを、アヌの神としての「ACT・1」と言っていいかも知れません。

このステージで、「ヒューマンVer.2.0」に外的な権威者という明白な概念が導入されました。
そして、自己認識を試みた為に、自分達が楽園を追放されたという筋書きが生まれたのです。
それは、創造主の怒りの鉄槌による懲罰のようなものでした。

創造主は自分が創造したものに、自身がヒューマン・ユニフォームであると思い続けさせたかったのです。
それは、こう言うようなものです。
「一瞬たりとも、お前達が私のようになれると考えるな。」

◎ サラ : では、ウイングメーカーは、聖書に書いてあるようなことが実際に起こったのだと言っていたのでしょうか?

★ ネルダ博士 : ええ。

◎ サラ : じゃあ、聖書の「神」というのは、アヌという名のアヌンナキの王だということなんですか?

★ ネルダ博士 : その通りです。

◎ サラ : どうして、今、博士はこの話を私に話されているのですか?
この情報は博士が前にシェアして下さった情報のいくつかと、齟齬(そご)があるように思えます。

★ ネルダ博士 : 本当にグランド・ポータルを理解する為には、この進化のプロセスを理解しなくてはなりません。
そして、それを理解する為の唯一の方法は、人類という種族の起源に遡(さかのぼ)ることです。

◎ サラ : それでは、どうしてアヌは神になりたかったのですか?

★ ネルダ博士 : 当初の目的が、黄金の獲得であったことを思い出して下さい。
しかし、アトランティス人がアヌを拒否した時、アヌはシリウス人と共謀を開始しました。

アヌは自分が採掘した黄金の量が十分であることに、大洪水の直前に気がつきました。
アヌには、それ以上黄金が必要なくなったのです。

しかし、アヌにとってアトランティス人の神という概念は魅力がありました。
シリウス人と「蛇」は、生態系(エコシステム)を持つ惑星上で無限の存在を奴隷化するというアイディアは、自分達の発明であると感じていました。

彼らは、全く比類のない独自のものを所有していたのです。
彼らが、創造主……神だったのです。

そして、他のどのような種族をも類似のタイプのヒューマン・ユニフォームの中に、奴隷化することができました。
彼らは、それを実際に行動に移し始めました。

◎ サラ : 博士がその話を信じていらっしゃればの話ですが、真の質問は、「現在の人間とは何なのか?」ということだと思います。

単純に、彼らと私達はほぼ同じなのでしょうか?
私達は、「ヒューマンVer.2.0」なのですか?

★ ネルダ博士 : ヒューマン・ユニフォームは進化すると言った通り、それは進化します。
しかし、その進化は一本の軌道に沿ったものであり、それは予(あらかじ)めプログラムされたものです。
そのプログラムの意図は、「雲」の上に乗ったアヌの帰還を迎えさせることにありました。

全体再臨が、アヌが登場する為の舞台となるように計画されていたのです。
アヌの再登場が私達の意識にとって良いことだと理解するように、人類は進化するようになっていました。

人類の救済です。
私達は全て彼の子供であり、神の栄光が地上に満ちるでしょう。
それが、計画だったのです。

イエスの時代の前から、それが計画されていました。
マルドゥークは、その全体のブログラムを……

◎ サラ : それらの生物は、どれくらいの寿命を持っているのですか?

★ ネルダ博士 : 前にも言いましたが、マルドゥークやエンキ、アヌのような存在は、時空に基づいた生物ではありません。
彼らは無限の存在で、つまり、死ぬことがないのです。

彼らには、年齢というものはありません。
私達も、本来はそうなのです。

◎ サラ : 博士の話の全てを理解しようと努めているのですが、人間が単純にプログラミングされた存在のユニフォームであると信じるのが、非常に難しく感じます。

★ ネルダ博士 : 「現在の人間とは何なのか?」という、貴方の前のご質問に戻りましょう。
人間のインターフェイスであるファンクショナル・インプラントは、完璧に人間という器と同化しています。
この仕組みは、シームレスで作動しています。

あまりにもシームレスな為に、私達は「それ」が私達ではないことに気がつきません。
私達は自分の思考と感情を自分だと思っていて、その時空の中に私達の思考と感情が存在していると考えているのです。

神という考え、天国、地獄、魂、マスター、それらの全てがプログラムの一部なのです。

▲ 解説 : ヒューマン・ユニフォームは、あまりにもシームレス(遜色なく滑らかに作動する肉体)な為、自分が永遠の存在であることに気がつかない。
そのプログラムは、地球次元と死後の世界の両方を包含しているのです。

死後の世界も、幻想の一部なのです。

◎ サラ : そのインターフェイスと、そのファンクショナル・インプラントについてもっと詳しく教えて下さい。

★ ネルダ博士 : 「目と脳」が、ファンクショナル・インプラントが動作する上で、アヌがデザインする際に必要とされた鍵となる要素でした。
「目と脳」が鍵だったのは、「ヒューマンVer.1.0」の時代です。
「ヒューマンVer.2.0」では、DNAが鍵となりました。

DNAの導入が達成されると、シリウス人が「意識のフレームワーク」として、人間の意識を設計することができるようになりました。
人間の意識が、無限の存在を抑圧する上で鍵となります。

人間の意識は「三位一体の意識」とも言われ、三つのインタラクティブなレイヤーから構成されています。
第一のレイヤーは、普遍的意識、つまり、無意識で、このレイヤーが個人と種族全体の間のリンクを形成しています。
このレイヤーによって、誰もが見ているものを私達に見させ、誰もが感じているものを私達に感じさせ、誰もが知っているものを私達が知ることを可能にさせています。

この仕組みは、分離状態にある種族を統合する完璧な方法です。
実際に、これが集合的無意識を通じて、私達が統合を感じることができる手段なのです。

第二のレイヤーは、ウイングメーカーがそう呼ぶところの「遺伝子の記憶(ジェネティック・マインド)」の意識です。
ジークムント・フロイトは、それを潜在意識と呼んでいます。

「ジェネティック・マインド」は、個人とその家系の遺伝子との間のリンクを形成しています。
血統が表現されるのは、ここです。

第三のレイヤーは、顕在意識です。
これは、個人の独自の知覚と表現です……私達の大半が、自分のパーソナリティや性格(気質・特性)と呼んでいるもので、それがこのレイヤーに構築されます。

個人の顕在意識は、「遺伝子の記憶(ジェネティック・マインド)」から大きな影響を受けます。
特に、誕生から七歳・八歳の間が顕著です。
その年齢に達する頃までに、その影響は全包含的なものになっています。

アヌンナキが、生物学的な形態、つまり、肉体を創造し、シリウス人がファンクショナル・インプラント(機能移植)を創り出し、マルドゥークがそのファンクショナル・インプラント(機能移植)のプログラムを実行し、それによってアヌの帰還に繋がるように進化の経路をプログラムして来たことを思い出して下さい。
これは、宗教や神秘学の文献の中で、神やマスターについて語って来た人類の階層的(ヒエラルキー)な構造の中に表現されているのです。

これは全てデザインの一部であり、それによって巨大な階層を支える様々な宗教や秘教的な来たカルトが生み出され、「マスターと生徒の関係性」で人類を秩序づけました。
そして、自分が信じ、服従する神やマスターが報いてくれる、多層構造の死後の世界を生み出したのです。

つまりは、この全体の目論(もくろ)みの背後にある原理原則の全ては、或る一つの言葉に要約されます。
それは、「分離」です。

あらゆるものが、地球次元内部の分離の中に存在しているのです。
その死後の世界も、同じです。

▲ 解説 : 縦社会として一見秩序づけられた階層的(ヒエラルキー)な構造の中に、その「分離」が潜(ひそ)んでいます。
それは平等の本質からはほど遠い組織的秩序として、人間の持つ幻想が反映されているからです。

しかし、ウイングメーカーによれば、私達の全てに等価性とワンネスが染み込んでいるというのが真実なのです。
そして、それは分離の中における私達の唯一のリンクである無意識を通じてではなく、本当の私達である「生命の本質(ライフ・エッセンス)」を通じて浸透しているものなのです。

そして、その生命の本質(ライフ・エッセンス)が、「サヴァリン・インテグラル」なのです。
サヴァリン・インテグラルは、「I AM WEARE -個であり全体であるもの」です。

何ものも、上にはなく、誰も下にはいないのです。
何人も、誰かよりも優れている訳でも、劣っている訳ではないのです。

▲ 解説 : 生命の本質(ライフ・エッセンス)とは、自己像といったパーソナリティや感情を超えた存在である「自己の本質」に基づくもの。
つまり、は、永遠なる自己「サヴァリン・インテグラル」なのです。

また、「I AM WEARE -個であり全体であるもの」とは、真我(アートマン)と全体(ブラフマン)との融合、即ち「神我一体」の境地と言えるものなのです。

◎ サラ : でも、博士は全てはウソだって仰(おっ)しゃっていませんでしたでしょうか?
全てが……要するに、幻想の中で私達が教わって来た全てが!

どうして、そんなことが有り得るのでしょうか……信じることすらできません。

★ ネルダ博士 : それが有り得るのです。
人類を奴隷化して来た存在は、永劫の昔から、私達に適合するように世界をデザインして来たからです。

私達は、自分達の世界に没頭するような形で進化して来ました。
私達の上に覆(おお)い被(かぶ)さっているヴェールは、不透明なのです。

そのような訳によって、人々は自分達を取り巻く全てが幻だということに気がつくことなく、ヒューマン・ユニフォーム(肉体)として活動しています。
それがプログラムされた現実世界であり、本当の世界ではありません。

全てが、単に現実のものに見えるように構成された高度なホログラムなのだと、ウイングメーカーは言っています。

◎ サラ : そんなの、ガッカリです……

★ ネルダ博士 : ガッカリする必要はありません。
幻想であるというのは、その幻想の範囲と、人類が自分達の行動を規制されるがままとなっている状態を理解するまでの話なのですから。

今、貴方は、良い知らせを耳にしたのです。

◎ サラ : 良い知らせには、感じられませんが。

★ ネルダ博士 : 一人一人が、幻想から抜け出すことができます。
ここには、マスターなど居ないのです。

私達の為に地上に降りて来て、幻想から救ってくれる神など居ません。
そのようなETも居ません。
誰も居ないのですよ。

幻想から抜け出すには、私達一人一人の力によるしかないのです。
それが私が「IAM」という言葉を使った意味なのです。

「I─私」とは「One─個」のことです。
「One」とは私であり、「個と私達の全て」が統合されます。

「AM」とは、「今」に存在することを意味します。
この「瞬間」に、です。

歴史の中や、記憶の中ではなく。
未来のいつかや、目標の中にではなく。

今にです!

◎ サラ : 私には、現実のことのようには感じられません。

私は、クリスチャンとして育ちました。
イエスがその幻想の計画の為のエージェントだったと信じる理由が、私にはありません。

★ ネルダ博士 : イエスがそうであったと、私は言うつもりはありません。
大勢の教師達が人間として地球にやって来て、この幻想が如何に深く、広大で、高く聳(そび)え立っている様を解き明かそうと挑んで来ました。

それは、宇宙の端まで遠くに及び、貴方のDNAの中という身近なものにすらあるのです。
あらゆるものが、「幻想の間」に存在しています。

イエスはその幻想の多くを解き明かしましたが、聖書の執筆者達は、私達人類が知っている生命のパラダイムの中で受容可能なものに内容を留めることに決めたのです。
彼らはイエスを、幻想の一部にすると決めました。

進化した「ヒューマンVer.2.0」に適用するように、神の再定義をする時期だと彼らは考えました。
神は、突然、愛すべき父となり、全ての人類が兄弟姉妹となりました。

◎ サラ : それでは、イエスはこの幻想に気づいていたと、博士は仰(おっしゃ)る訳ですね。
しかし、彼の言葉は、聖書の中には含まれなかったと。

★ ネルダ博士 : イエスの言葉は、余りにもその当時の条件づけられた信念体系に反していた為、彼が語りかけた人々にそれが理解できなかったというのが私達の意見です。
そして、長い時間をかけて、それが私達が今日知っている形へ翻訳されたのです。

聖書の翻訳はシンプルに、イエスが彼らに語った本来の潜在力に欠いているのです。
それに加えて、この幻想を暴露するのを非常に困難な命題にしている二つのメソッドがあるのです。

◎ サラ : それは、どういう意味でしょうか?

★ ネルダ博士 : 第一に、無意識が、全員の内部に存在するシステムだからです。
それは、全員がアクセスすることができる情報のフィールドのようなものです。

啓示的なアイディアを少数の人々に渡すことは可能ですが、大衆の目覚めを促す為の十分な影響力に欠けています。
つまり、無意識には不活性にさせるような慣性が働いている訳です。

▲ 解説 : 無意識には不活性にさせるような慣性が働いているとは、脳の持つ機能として目の前の出来事に終始奔走(ほんそう)させられるという仕組みが内在しており、これが習慣的な慣性となるからです。

次に、これはもっと悪質なのですが、ファンクショナル・インプラントがプログラムされていることです。
そして、他のプログラムのように、それはアップ・グレードをすることも、オフにすることすらできるのです。

◎ サラ : 博士のお話に耳を傾けていると……すみません、インタビューをどのように進めて行くべきか少し困惑を感じています。
何をお訊ねすべきか、どの方向へ舵(かじ)をきって良いのか分かりません。

自分のノートに目をやると、自分の筆跡でこう書いてあります。
「神はいない」、これが本当に博士の仰(おっしゃ)りたいことなのでしょうか?

★ ネルダ博士 : ウイングメーカーは、三位一体の意識の内部には、神の意識がインストールされていると述べています……それは無意識のレイヤー(第一のレイヤー)にです。
しかし、個人の意識が六歳か七歳頃まで発達すると、潜在意識のレイヤーの要素から個人のパーソナリティ(第三のレイヤーである顕在意識)を組み立始めるとも、ウイングメーカーは伝えています。

彼らが十二歳か十四歳になる頃には、彼らの独自のパーソナリティが十分に定着します。
人によっては、その独自性が神の存在というものをシャットアウトしている場合もあります。

アヌの視点から見れば、これは都合の良いことです。
彼は恐らく、無神論者や不可知論者が居ることを好んでいます。
その方が、更に分離の度合いが深まるからです。

多様性も、増します。
事実、人類の中で多様性が拡大すればするほど、分離も拡大しています。
分離が拡大すればするほど、奴隷化のプログラムを維持するのが容易となります。

陣地を選び、自分の敵対者に異議を唱えます。
そこに、競合が発生します。
それが、戦争や社会不安を焚きつける訳です。

神の存在については、集合としての私達が神に最も近いものです。
私達が、神なのです。

それが、ウイングメーカーのハッキリとしたメッセージなのです。
ファースト・ソースが存在し、それが存在の中心にあって、音を通じて存在のフレームワークを創造し……

▲ 解説 : ウイングメーカーは、ファースト・ソースを生命の本質(ライフ・エッセンス)の創造者であると言及しています。



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