コーリー・グッド2021年11月アップデート(11/28更新)
November 28, 2021
コズミック・シークレット 【 コーリー・グッド2021年11月アップデート(11/28更新) 】
【 グローバル・ギャラクティック国際連盟によるICC、及び関連する地球政府からの独立宣言 】
オリオン・グループの最後の偵察任務に同行してから数日後、私はマヤ人の船に乗せられて、SSPアライアンス(作戦上の安全の為に本当の名前ではない)の連絡係と、グローバル・ギャラクティック国際連盟(作戦上の安全の為に本当のプログラム名ではない)と呼ばれる秘密プログラム内で、かつてリーダーだった2人の代表者との間の「電話会議」に出席しました。
グローバル・ギャラクティック国際連盟(以下、GGLN)は、世界のほとんどの国がある程度は参加している非常に大きなプログラムです。
アポロによる月面探査の後、アメリカ政府は科学者と政治家からなるチームを各国に派遣し、人類の文明を破壊する周期的なソーラー・イベントが存在することを示す、月から持ち帰った地質学的証明を見せました。
彼らは、次のソーラー・イベントがいつ起きてもおかしくなく、もし、それが起これば、人類は絶滅するだろうと伝えました。
そして、解決策を提示しました。
それは「種の保存計画」と呼ばれるもので、各国が国内総生産の1%を拠出して、他の恒星系にコロニーを作り、人類の保存を図るグローバルな銀河国際連盟を設立するというものでした。
このプログラムは、各国がソーラー・イベントや先進的な宇宙プログラムのコロニーに関する知識を秘密にする為のインセンティブ(動機/誘因)としても提供されていました。
ゴンザレスと私は、私達の銀河の端にある最も遠いコロニー前哨基地で、GGLNに仕えるレイモンド(科学技術開発部長)とアーニャ(コロニー警備部長)に紹介されました。
2人とも50代後半から60代前半の白人で、軍人のワッペンを全て外したダークブルーのジャンプスーツを着ていました。
アーニャは、GGLNの歴史や、「種の保存」を目的としてコロニーを作る為に様々な恒星系に派遣された参加者の苦労話を、簡単に説明しました。
彼らは未開発の惑星に送られ、地球上の都市やインフラをかなり忠実に再現する開発を始めました。
数十年の開発期間を経て、都市と人口は着実に成長し、地球上で見られるような都市を再現しました。
彼らは更に、GGLNは非常に成功したプログラムであり、ICCから与えられた技術を更に発展させていると言いました。
彼らは、人類を銀河系で最も進んだETと同等のレベルにまで発展させる、技術的なブレイクスルーを目前にしていました。
GGLNの科学技術グループは、ICCの通信ネットワークを通じて、自分達の躍進を自国に報告していましたが、ICCのリーダーの一人が、このエキサイティングな新技術の最終的な開発を支援してくれるという新しいETグループを紹介しました。
この新しいETグループは、ICCと銀河間貿易を行っていた銀河連邦の一つから来ており、技術開発のアドバイスや、その後ICCと貿易取引を行うことになる何百もの文明への外交的な紹介を行っていました。
アーニャは、この銀河連邦の最初の代表団が到着した時、彼らのコロニーの住人達はとても興奮したと述べました。
28人の連邦メンバーが到着すると、祭りで歓迎され、入居して仕事をする為の建物が与えられました。
連邦の代表団には、女性が18人、男性が10人居ましたが、全員が35〜40歳以下に見え、非常に魅力的でした。
GGLNは、彼らがICCに連絡していた有望な技術を開発する為に、この連邦のメンバーと協力し始めました。
アーニャによると、この連邦のグループは直ぐに、自分達の文明で既に開発された技術を提供して、GGLNがこれらの技術を開発するのを阻止し始めたといいます。
連邦の科学者達は、AIの使い方、副空間通信システム、肉体への技術的なインプラントを使って病気や老化を克服し、これまでにない方法で人々を結びつけることができるという話をし始めました。
彼らの文明の全ての人が仮想現実の世界で繋がり、仕事をすることができるようになり、その仮想現実内で人々は心を一つにして技術を開発し、その技術は信じられないような速さで発展し、彼らの文明は非常に短い期間で、1000年分の技術の飛躍を遂げたのだという話でした。
GGLNは、その連邦が提案した技術の研究を始め、その技術を理解したと感じられた時点で、開発に着手しました。
これらの技術が開発・テストされている間に、GGLNのメンバーは連邦のメンバーと親しくなり、やがて連邦のメンバーはGGLNのコロニーの男女と肉体関係を持つようになりました。
アーニャ自身は、連邦の司令官に誘惑され、関係が続くうちにどんどん影響を受けるようになったといいます。
彼女は、連邦のメンバーが来る前には考えられなかったような決断をしていることに気づき、問題だと分かっていても、自分ではどうすることもできなかったそうです。
これが1年近く続いた結果、連邦が開発を支援した脳インプラントとナナイトをGGLNが完全に開発・テストし終え、全てのGGLNコロニーのメンバーに、除去不可能と言われたインプラントの装着を義務づけるまでになりました。
これは、GGLNにとって大きな一歩でした。
というのも、GGLNはオリオン・グループとそのAI神の脅威を認識していましたが、連邦はテクノロジーが安全であり、AI神がアクセスできないようにブロックされていると説得したからです。
その頃、アーニャは、肉体関係を持った連邦司令官が、コロニー内の他の女性と密かに関係を持っていることを知りました。
セキュリティの責任者である彼女は、連邦司令官をより注意深く監視するようになりました。
彼女はコロニーの高度なセキュリティシステムを使って、新しい連邦の友人達と彼らの故郷の世界との間の通信を盗聴しました。
最初はうまくいきませんでしたが、連邦がGGLNに試作品として渡したチップの一つを使って、ついに通信システムに侵入することができました。
アーニャは、その時に分かったことを「背筋が凍る思いがした」と語りました。
彼女は、連邦の司令官とトールグレイのETが、GGLNとのミッションの進捗状況を話し合っているところを目撃しました。
トールグレイは、人類がこのプログラムで開発している技術は、オリオン・グループとそのアジェンダにとって危険なものであり、直ちに帝国に同化しなければならないと述べていました。
アーニャは、連邦の真の意図を知り、自分が警備スタッフのほとんどにインプラントを命じて連邦に協力していたことに気づき、愕然(がくぜん)としました。
彼女は部下にインプラントを受け入れさせただけでなく、彼女自身も最近インプラントを装着し、デバイスが神経細胞に結合して思考パターンに組み込まれる期間を過ごしていたのです。
これは90日ほどかかるプロセスで、彼女はその半分を終えたところでした。
アーニャは、パニックになったといいます。
彼女は、他のメンバーに警告する為に、傍受したばかりの通信の記録だけでなく、連邦のメンバーが到着して以来、彼女らのシステムが収集したデータを全てバックアップしました。
彼女はセキュリティスタッフや指導的立場にある人達に相談しようとしましたが、遅過ぎました。
彼らは彼女に非常に腹を立て、証拠を見ることを拒否したのです。
彼女が20年近く管理して来た信頼のおけるセキュリティチームは、既にオリオン・グループと、そのAI神の影響下にあったのです。
彼女の話を聞いてくれるのは、コロニーで連邦の技術をリバース・エンジニアリングする活動を行っていた、技術者のレイモンドだけでした。
彼は、インプラントを埋め込まれていない数少ない残留者の一人であり、チーム内のインプラントを埋め込まれた者の行動の変化を目の当たりにしていました。
早急に対応しなければならないと考えた彼女は、レイモンドと共に、信頼できる家族や友人を十数人集め、彼らの協力を得て長距離船を盗み、おかしくなってしまった友人や同僚から逃れることに成功しました。
そして、アーニャ達は難民となり、彼女の親戚がいる別の恒星系にあるGGLNの軍事基地に向かいました。
彼女が到着すると、親戚は彼女が持って来た情報をコピーして、軍の情報メインフレームにアップロードしました。
このメインフレームは、量子相関通信装置に接続されており、装置間の量子も連れを利用して、データの傍受や解読を不可能にしていることを2人は知っていました。
彼女の従兄弟(いとこ)は、難民となったその小グループに物資を補充するのを手伝いました。
そして、軍のメインフレームからダウンロードした、ジークムントが暴露したダークフリートと、私達がSSPアライアンスと呼んでいる逸(はぐ)れ者グループ(私達の組織)に関する情報を提供しました。
アーニャ達は、その情報を元に、SSPアライアンスの支援を求めて追跡を試みました。
彼女らはステルスで移動し、通信網を使わず、誰にも見つからないように気をつけていました。
数ヶ月間、何とか見つからずにいましたが、彼女らが隠れていた小さな恒星系にGGLN軍の巡洋艦が到着しました。
その巡洋艦は、SSPアライアンスが軌道上に居たガス惑星の月に直接飛来し、直ぐに通信を開始しました。
乗組員達は、自分達が逃げられる可能性がないことを知っていたので、巡洋艦がその恒星系に入ると直ぐに、コンピュータシステムの粛清と物的証拠の破壊を始めました。
アーニャは、少しでも時間を稼ごうとGGLN軍の巡洋艦と通信を開始しましたが、次の出来事に完全に不意を突かれました。
相手が、自由コロニーの新旗艦「ワンダリング・スター」の司令官であることを告げたのです。
彼女は、自分が従兄弟を通じて拡散した情報が、GGLN軍の全ネットワークに知れ渡ったことを教えられました。
GGLN軍は、数十のコロニーが連邦の盟主を介して、オリオン・グループの支配下に置かれたことを把握できていました。
GGLNのコロニーに住む人々は激怒し、これらの連邦グループに協力しているコロニーに、連邦を追放し、元々の将来性のある画期的な技術の開発に立ち返ることを求めました。
これらのコロニーは、連邦に与えられた同盟関係と技術を手放そうとしなかった為、GGLN軍はICCに支援を求めました。
ICCは、GGLN軍に退去を命じ、インプラント技術の開発継続を認め、その技術が大量に展開できるようになったら、直ぐに受け入れる準備をするようにと命じました。
GGLN軍は、GGLNの参加者全員にインプラントを施すという命令を実行するように言われたのです。
GGLN軍がこの命令をコロニーのリーダー達に伝えると、93人のコロニーが集まって、ICCを始めとする全ての地球政府からの独立を宣言しました。
GGLN軍はこれらの自由コロニーの新政府に忠誠を誓い、アーニャ達の捜索とSSPアライアンスとの接触の為に出動したのでした。
SSPアライアンスは、GGLNプログラムが完全に崩壊したことを知ると、連絡を取り、マヤ人のチームと共に「ワンダリング・スター」に乗り込んだのです。
マヤ人達は、GGLN軍が、命の危険のないインプラント除去法を開発するのを援助していました。
彼女達は、ワンダリング・スター号でコロニーに戻る途中、SSPアライアンスと新しい自由コロニーが、オリオン・グループとAIのアジェンダを打ち破る為に協力することで合意したことを知らされました。
SSPアライアンスは、将来のスーパー連邦裁判のニュースと、新しいガーディアンとズールーがICCとスーパー連邦に注意を促したことを伝えました。
GGLNはガーディアン種族について聞いたことがなく、私達のローカルな星団には、遺伝子的に私達に非常に近い存在が多く住んでいることも知らされていませんでした。
私達はこのブリーフィングの最後に、この自由コロニー連盟は、SSPアライアンスに全アセットを提供して、彼らの故郷である監獄惑星「地球」を解放することを提案していることを知らされました。
旧GGLN軍のグループは、近辺の他の世界に嫌がらせをしていたレプたリアンやダークフリートの船と、何度も銃撃戦を繰り広げています。
彼らは、アセットの一部をズールー族の惑星を経由して私達の太陽系に送り返しているところですが、ズールー族の惑星では100人以上の長老女性で構成されるズールー・リーダーシップに紹介されることになっています。
ズールー族の惑星には、私達のローカルな恒星系から来た50以上のETグループで構成されるローカル惑星連合の本部があります。
「ワンダリング・スター」は、人類が率いる艦隊の旗艦として、SSPアライアンスや、2020年に崩壊しかけたアースアライアンスのアセットのまだ稼働している部分と協力し、私達の太陽系への参入を調整すると聞いています。
作戦上の安全保障の関係で、その時は、それしか教えてもらえませんでした。
これらの友軍が任務を成功させる為には、私達は、この地球上のレジスタンスとして、世界中の人々が街頭に出て声を上げることを奨励する必要があります。
大衆が街頭に出て初めて、アースアライアンスは行動を起こす力を得ることができるのです。
私達が一斉に立ち上がり、オリオン・グループからルーシュを奪い始めれば、私達の痛みや苦しみを糧にできなくなり、彼らは撤退していくことになり、彼らの影響力は数日で消滅するでしょう。
歴史的にこの時点で、人類は自らを解放し、奴隷であったことのカルマを教訓として学び、二度と同じ過ちを繰り返さないくなるのです。
私達は、ミカと彼のオルメカ人達の惑星が、オリオン・グループとAIアルコンのアジェンダから解放されたというSSPアライアンスレポートに目を通すことを、皆さんに強くお勧めします。
私達が解放されるのは惑星間の戦争を通じてではなく、そもそも私達を奴隷にしているシステムへの参加を拒否することによってなのです。
コーリー・グッドのSSPアライアンスの最新情報は全て、https://ascensionworks.tv/groups/corey-goode-updates/ でご覧いただけます。
【 ICCは、古い神々を冬眠状態から目覚めさせる為に南極へと旅立つ 】
新たな「SSPアライアンス公式レポート」を、もう直ぐ公開します。
このレポートでは、スーパー連邦が宇宙法を施行する裁判を行うとの通知を受けたICCが、どのように対応したかが報告されます。
この裁判は、ソーラー・イベントの直後か、人類が新しいタイムラインを選択した後に行われるでしょう。
人類が地球上でどのような選択をし、どのようなタイムラインを選択するかによって、どのスーパー連邦加盟グループ(ローグ連邦)が裁判にかけられ、スーパー連邦の裁定がどの程度厳しいものになるかが決まるのです。
パニックに陥ったICCは、南極大陸の氷の1マイル下にある廃墟となったアトランティスの古代都市に向かいました。
この古代都市は、数十年前から氷の中から発掘されていましたが、その時は都市の一部しか発見されていませんでした。
最初の発掘の際には、3隻の大きな母船が発見され、それらが不時着した後、母船に使われていたテクノロジーが引き剥(は)がされ、非常に高度な都市が建造されたことが判明しました。
この6年間、私の情報を追いかけて下さった方は、この秘密の発掘調査で、船内には大量のステイシスポッドが発見されたことを覚えているでしょう。
そこには、アトランティス文明として知られるプレ・アダマイト帝国の王族や、エリートと思われる人達が入っていました。
地球エリートが、自分達の血統は、このETのグループに由来すると信じ、古代の神々として崇拝していたことは、多くの方がご存知でしょう。
ICCをコントロールしている地球エリートは、オリオン・グループやその同盟であるローグ連邦との緊急会議での出来事の所為(せい)で、ICCリーダー達の間で恐怖と不安を感じ、パニックに陥っていたのです。
ICCは、プレ・アダマイトの古い神々を目覚めさせ、彼らに助けを求めることにしました。
彼らは、何人かの最も影響力の強いメンバーをステイシス・ポッドを収容したプレ・アダマイト船のデッキに集め、儀式の準備をしました。
ICCは暗黒の儀式を行い、人間を生贄(いけにえ)にして、11,800年以上前の最後のソーラー・イベントと地球規模の洪水の直前から作動していたステイシス装置を解除しました。
そうして古い神々を目覚めさせることに成功したICCでしたが、彼らは次に起こったことに唖然としました。
このレポートは、現在作成中で、Ascension Works TV に掲載する予定です。
また、これまでのいくつかのレポートのビデオ版もほぼ完成しており、早急に同じプラットフォームに公開する予定です。
コーリー・グッド2017年の時点では、南極での発掘について、以下のように報じられていました。
また、この時、アンシャールが持ち去った巻物がありましたが、これはカバールの血統がプリ・アダマンタイトに遡ることを証明する家系図のようなものであったことが、後にコーリーによって明かされました。
どうやらカバールは、手持ちのカードを慌てて切ったようです。
しかし、コーリーの言い方から察するに、彼らの期待を裏切るような、「唖然」とする出来事が起こったみたいです。
これが、ディスクロージャーのプロセスを一気に加速させる出来事であることを願います。
また続報が公開され次第、追記します。
【 最終報告:ICC離脱文明は、「古(いにしえ)の神々」を冬眠状態から呼び覚ます為に南極に向かう 】
11月初旬、私はマヤ人の船に乗せられました。
この船は、敵であるオリオン・グループの極めてセキュリティ・レベルの高い施設や都市に侵入し、偵察を行う為の極秘かつ独自の方法を持つ船でした。
乗船していたのは、アンシャールの小さな代表団と、以前の偵察任務に参加していたSSPアライアンス評議会の数人、ゴンザレスと彼の仲間のマヤ人が4人、そして、最後に私達が「ズールー」と呼ぶグループのエミでした。
マヤ人は、ズールー族の長老であるエミが、数週間前に月面オペレーション司令部で行われたICCの秘密会議を訪れて以来、惑星間企業コングロマリット(ICC)の動きを監視していました。
エミと新ガーディアン達がICCにメッセージを伝えた後、ICCはスーパー連邦の不正な(詐術的な)メンバーであるオリオン・グループと、その同盟者達と会合を持ちました。
この会議では、地球上の大多数の人間に彼らの技術をインプラント(移植)し、新しい統一世界のトランスヒューマニズム宗教に改宗させる計画が、彼らにとって手遅れになる前に、本格的に行動に移されることが決定されました。
オリオン・グループとの会合に参加したICCの指導者と直観エンパス(IE)は、彼らの地球外生命体の同盟者達の中にある多くの恐怖と不安を感じ取りました。
これが、ICCのスーパー取締役会に報告されると、彼らは思い切った行動を取ることにしました。
マヤ人は、ICCの大規模な代表団が、月から南極大陸のある地域に行くところを監視していました。
これらの船は、私達が「プレ・アダマイト(アダム以前のヒト)」と呼んでいるグループのもので、地球上のエリート達が「先祖種族」、または「古の神々」と呼んでいた地球外生命体のグループです。
このグループは、現代科学の説で言われている現生人類の出現時期よりも前に、5万年以上も続く大文明を地球上に築いていたことから、このような名前が付けられました(詳しくは後述します)。
これまでに私の説明を聞いたことがある方は、最近のブリーフィングでより詳細な情報が得られた為、情報が更新されていますから注意して下さい。
プレ・アダマイトは、現在は火星として知られる惑星からやって来た種族です。
ある時期、彼らは「スーパーアース」と呼ばれる惑星に存在する巨大な帝国でした。
その惑星は、私達の惑星とよく似ていましたが、遥かに大きく、重力場と大気中の気圧が遥かに強かったのです。
この惑星の周りには複数の月があり、そのうちの1つは居住可能で、最終的には惑星(スーパーアース)の住人によって完全にテラフォームされました。
メインの惑星(スーパーアース)に住む生命体は、背が高く、人間に似ていて、非常に大きな頭蓋を持っていました。
この惑星には、独自の王族を持つ第2のグループがあり、彼らは惑星の月(現在の火星)に移住して、別個に、しかし、並行して王国と文明を築いていました。
何千年もの時を経て、このグループは背が低くなり、以前の体格とは少し異なる姿に成長し始めました。
この2つの並行文明はどちらも非常に戦争好きで、私達のローカルな星の近隣にある文明とある種の資源を巡って争った後、私達のローカルな星団の全ての星を囲んで保護している古代の防衛網(ディフェンス・グリッド)を乗っ取ることにしました。
この防衛網は、少なくとも20億年前に古代ビルダー種族と呼ばれるグループによって作られたものです。
古代ビルダー種族については、ほとんど知られていません。
ただ、多くの恒星系で彼らの文明の遺跡が発見されていることと、発展しつつある文明を外部からの干渉から守る為に防衛網を作ったことだけは分かっています。
防衛網は、何百万もの月(衛星)や小惑星を刳(く)り貫いて作られました。
これらの月の大きさの船には攻撃と防御の技術が搭載され、ローカルな星の近隣の戦略的なポイントに配置されました。
そして、極度の電気重力エンジンを使って、時空をあるシンギュラリティ(特異点)に引き込み、コズミック・ウェブに接続されていました。
コズミック・ウェブとは、全ての銀河とその中の恒星系を、副空間(サブスペース)と時空間の両方で、電磁フィラメントとして繋ぐ電気プラズマ・エネルギーの運河です。
検索エンジンで「コズミック・ウェブ」で検索すると、より詳しい情報やイメージを得ることができます。
古代ビルダー種族の防衛網は、コズミック・ウェブに入り込み、ある周波数を供給していました。
その周波数は、コズミック・ウェブを通して機能する自然のポータル・システムが、防衛網の外に接続するのを妨いでいました。
更に、私達のローカルな星の近隣に侵入しようとする船や探査機は、非致死的な手段で押し戻されていました。
この防衛網は20億年以上に亘(わた)って運用されており、無数の遺伝子ファーマー種族がこれらの恒星系にやって来て、グランド・エクスペリメント(壮大な遺伝子実験)の為に遺伝子を採取するのを防いで来ました。
プレ・アダマイトはこの防衛網をハッキングしようとした時に、この防衛網が私達の太陽系に最も近い場所にある安定したスーパーゲート・ポータルから動力供給されていることに気づきました。
この巨大なポータルは、通常は近隣の銀河に接続されていましたが、防衛網が構築された後は、そのアドレスは元の場所にループして戻るか、他のローカルな恒星系にあるその他の天然のポータルへ通じるだけでした。
プレ・アダマイトは、銀河系内の各恒星がマイクロノヴァを起こす自然のサイクルにも気づいていました。
彼らは、古代の防衛網とその驚異的なパワーを、彼らの星の隣人との争いの武器として利用するという、思いもよらない計画を立てました。
プレ・アダマイトは、古代の防衛網をハッキングして、そのパワーシステムの力を直接コズミックウェブに全開で流すことを計画しました。
彼らは敵の恒星系に早過ぎるマイクロノヴァ現象を起こさせ、準備のできていない文明を破壊するつもりでしたが、その為にはコズミック・ウェブのリズムの頃合いを見計らわなくてはなりませんでいた。
そして、彼らは、その計画を実行するタイミングを間違えてしまいました。
防衛網からの電力システムを開放すると、彼ら自身の恒星(太陽)が直ぐにマイクロノヴァに突入し、巨大な電気の稲妻が進路上にあった惑星を直撃し、彼らが故郷と呼ぶスーパーアース型惑星は破壊され、太陽系全体に爆発して破片が星々を越えてオールトの雲に飛び散りました。
この爆発により、爆発した惑星の複数の月は壊滅的な打撃を受け、新しい軌道に乗りました。
最初の爆発を生き延びたのは、テラフォームされた月の1つであり、私達が火星と呼ぶ惑星に移動したグループと、古代の防衛網の一部であった、刳(く)り抜かれて改造された月の1つに住む人達でした。
この古代の装置に乗っていた生存者達は、軌道を外れて太陽系内側に向かって投げ出されました。
この古代の巨大な宇宙ステーションに搭載されていた技術のほとんどはマイクロノヴァによって破壊されましたが、乗っていた人達はナビゲーションシステムをコントロールし、最後に僅(わず)かに残っていた技術を使って、ステーションを地球に潮汐ロックさせ、現在の私達の月となったのです。
プレ・アダマイトは、月の中に数十億年前に古代ビルダー種族が住んでいた広大なエリアを発見しました。
彼らはこれらのエリアを、自分達の惑星の文化を保存する為の箱舟として再利用することができました。
太陽の大変動が起きた時、月の中のこれらの改装されたエリアには、何千人ものプレ・アダマイトが住んでいました。
月の住民の多くは死にましたが、十分なだけ生き残った彼らは、下の惑星(地球)にコロニーを作り始め、月を新しい入植プロジェクトを監督する為のステーションとして活用しました。
もう一つの月、現在、火星と呼ばれている惑星では、残された文明が必死に生き延びていました。
火星にはまだ何十万人もの人々が生き残っていましたが、年々、大気が宇宙空間に散逸していくに連れて、事態は益々絶望的になっていきました。
ついには、王族とその科学者達は、太陽が自然のサイクルに従って再びマイクロノヴァを起こすことを突き止め、次の太陽活動によって火星の大気が最後まで剥(は)ぎ取られると判断しました。
彼ら王族は、自分達の惑星と残りの臣民を捨て去ることに決め、かつての大艦隊から最後の3隻の母船を奪い、地球とその月に逃げることにしました。
スーパーアースを破壊した最初のソーラー・イベントは、50万年前に起こったと考えられており、その後も太陽の自然サイクルの中で多くのマイクロノヴァが起こっています。
火星を脱出した3隻の母船は、別のソーラー・イベントが起こる直前に地球の月に辿り着きました。
月の住人達もこのソーラー・イベントを知っていて、できるだけ多くの月の住人を、かつて古代ビルダー種族が住んでいた地球の主要なコロニーに避難させようと必死でした。
彼らは、そこに多くの有用な古代技術を発見し、古代遺跡の上に新しい首都を建設し始めていました。
彼らは既に数千年前からこの地域に居住しており、新しい文明の為の美しい基盤を築いていたのです。
3隻の母船は、この新しい都市に人々を運ぶ渡し船として何度も旅をしましたが、全員を救出する時間がないことは明らかでした。
3隻の母船が新たな仲間を乗せてやって来る途中で、マイクロノヴァが発生し、3隻の母船は壊滅的なダメージを受けて不時着しました。
彼らは新しい首都の近くに船を着陸させることができ、その後、地球上の新しい文明の首都を建設する為の材料や技術を、母船から剥(は)ぎ取り始めました。
プレ・アダマイトが古代の防衛網をハッキングして兵器に変えたもう一つの結果として、他の恒星系の防衛網も崩壊してしまいました。
約50万年前のその時点で、20億年以上も隔離されていた宇宙空間に、銀河中のET種族が自由に入って来るようになったのです。
私達は、これらのグループの多くを「遺伝子ファーマー種族」と呼んでいます。
何故なら、彼らの多くは優れた遺伝学者であり、何らかの壮大な実験に参加して、惑星の自然な発展やアセンションのプロセスに干渉していたからです。
一方、私達のローカルな星の近隣にやって来る他のグループの中には、新しい技術やアイデアが相手の惑星の社会にどのような影響を与えるかを十分に考慮することなく、これまで未開発だった星系との交易に興味を持っていたグループもいました。
これらのグループは最終的に、この銀河系内の貿易紛争を監督し、宇宙法を執行するスーパー連邦グループに参加することを余儀なくされました。
プレ・アダマイト達は、既に地球上で遺伝子実験を行っており、何百世代にも亘(わた)って自分達の遺伝子を彼らの古い惑星の様々な種類の生物と混ぜ合わせていました。
地球に到着した彼らは、自分達のDNAと収集した他のETグループのDNAを接合し、様々なタイプの遺伝工学奴隷を作り始めました。
彼らは新たな遺伝子ファーマー種族との交易を開始し、更に高度な遺伝子操作の方法と、交易相手が彼らの文明に利益を齎(もたら)すと約束した新たな先進技術を学びました。
プレ・アダマイト達は、5万年以上かけて文明を築き上げ、新しい惑星(地球)で大きな成功を収めました。
新しい交易相手であるオリオン・グループから得た新技術は、プレ・アダマイト達の想像を超えるスピードで、彼らの文明を進化させていったのです。
当時の彼らは気づいていなかったのが、これらの新技術の導入は、実はプレ・アダマイト文明の終わりを意味していたということです。
科学者が開発した新しいナノテクノロジーを体に埋め込むと、彼らは今までとは違った行動を取るようになり、オリオン・グループが文化交流で彼らに共有していた宗教に改宗したのです。
すると、地球上のプレ・アダマイト文明は分裂し始めました。
インプラントを押しつけて新しい宗教に変えようとする者と、プレ・アダマイトの遺産や生活様式を守ろうとする者とに分かれました。
彼らはこの内戦に夢中になり、次のソーラー・イベントが迫っていることに気づきませんでした。
本来であれば、健康や意識に悪影響を及ぼす太陽エネルギーの変化に気づいていたはずです。
合理的な思考が、ほとんど不可能になるエネルギーに備えていたはずでした。
彼らが太陽エネルギーによる終末時の狂気に苦しみ、内戦の真っ只中(まっただなか)にあった時、ソーラー・イベントが起きました。
これは大規模なソーラー・イベントの1つで、地球が30度まで傾いた後、ほぼ元の位置まで戻りました。
その際、巨大な津波が海盆から流れ出し、プレ・アダマイトの首都があった南極大陸を覆(おお)い、瞬間冷凍されて、何マイルもの氷に固まってしまいました。
300人に満たないプレ・アダマイトの王族や科学者達は、3隻ある母船のうち最大の母船の残骸にあるステイシス・チェンバー(冬眠ポッド)に辿り着くことができました。
隣接するフロアに設置されたステイシス・チェンバーの中には、彼らの遺伝子工学で作った生物の一部を保存することもできました。
ステイシス・チェンバーは3つのフロアにあり、1階にはキメラや赤毛の巨人、その他の遺伝子混合生物が入っており、2階には彼らの文明の科学技術者達が入っていました。
太陽の影響を最も受け難い最下階は、王族の階級の為に用意されていました。
また、彼らは地下深くにある洞窟に、神官達を住まわせることができました。
神官達は凍結した都市の番人として、次の世代にステイシス・ポッドの維持方法や、その他多くの秘密を伝える役割を果たしていました。
このグループは、自分達の文明が滅びた後に台頭して来た人間の文明からの隔離を維持し、非常に厳しい環境の中で、数千年に亘(わた)って伝統と秘密を継承して来ました。
しかし、苦難の連続と、番人達の遺伝子プールの浅さ(遺伝的多様性のなさ)から、彼らの秘密や伝統の多くが失われ始めました。
ICC評議会が南極に行って相談したのは、この番人グループでした。
ICCは、新ガーディアンがスーパー連邦に監督を命じた宇宙裁判を、彼らと同盟を結ぶオリオン・グループが回避することはできないと判断していました。
ICCやこの惑星の支配エリート達は皆、彼らが「オールド・レリジョン(古の宗教)」と呼ぶものを実践しており、自分達の系譜をプレ・アダマイトの血統にまで遡(さかのぼ)っています。
彼らはプレ・アダマイトを先祖種族と呼び、アトランティスの古の神々として崇めています。
この「古の宗教」は、究極的にはオリオン・グループが数千年前にプレ・アダマイトに影響を与えた時に生まれたものです。
この「古の宗教」を実践し、祖先の神々を崇拝することで、ICCはオリオン・グループの誘惑、オリオン・グループのテクノロジー、そして、彼らが既に実践していた「古い宗教」とそっくり同じなオリオン・グループの宗教に、前もってしむけられていたのです。
マヤ人の偵察船から私達は、儀式用のローブを着たプレ・アダマイトの番人の少人数グループが、2マイル近い氷の下に王族階級が埋まっているステイシス・チェンバーの最下階に入って行くのを全員で見守りました。
彼らは黄色と赤の花びらを床に落とし、小さな太鼓の音が古い母船の壁に響き渡っていました。
続いて、ICC評議会のリーダー達が、赤いフード付きのローブを着て、一列になって大部屋に入って来ました。
番人の一人が、麻薬か何かの影響でトランス状態になっていると思われる若い女性を連れて来ました。
彼女はステイシス・ポッドの足元に連れて行かれ、生贄(いけにえ)に捧げられました。
その後、番人は長い金属棒を、レバーに繋がったいくつかの金属の輪に通しました。
金属棒は全てのレバーを連結し、同時に引くことができるようになっていました。
彼がレバーを引くと、ステイシス・チェンバーは半分に分かれ、個々のポッドから霜のような冷たいミストが出て来て分離しました。
数分後、呻(うめ)き声が聞こえ、霧の中から動きが見えて来ました。
一人一人のプレ・アダマイト生命体が、ポッドから出て来ました。
ずぶ濡れで、ある種のスライムに覆(おお)われ、高熱症に苦しんでいるかのように震えていました。
混乱している様子の彼らに、番人のプレ・アダマイトが話しかけ始めました。
暫(しばら)く話し合った後、目覚めたばかりのプレ・アダマイト達の混乱は、衝撃と絶対的な恐怖に変わりました。
番人の一人がICC評議会に向かって、「私達は何ということをしてしまったのだろう?彼らを目覚めさせるべきではなかった!」と言いました。
番人達は、王族を目覚めさせるタイミングなどの情報を含む、口伝やその他の伝承の多くが失われていることを説明しました。
王族を目覚めさせるのは、次のソーラー・イベントが終わった後だとされていたのです。
彼らがAI技術を使って未来を予測した結果、人類はネガティブなタイムラインを選択する可能性が高く、そうすればスーパー連邦の裁きから逃れられることが分かっていたのでした。
早期に覚醒した場合は、それは彼らの未来予測が間違っていたことを示しており、それからは未知のタイムラインが展開されるだろうと、彼らは説明しました。
プレ・アダマイトは、私達のローカルな星の近隣にある古代の防衛網を破壊し、その隔離を破っただけでなく、彼らの行動によって地球に発生したネガティブなタイムラインにも責任があったのです。
彼らは、私達のローカルな星の近隣の住民達だけでなく、スーパー連邦からも嫌われていました。
ここで、マヤ船に乗っていたズールー族の長老エミが、深呼吸をして「It is time.(もういい頃だ。)」と言いました。
そして、エミは自分が立っている場所から、私達が見ている南極のシーンの真ん中に直接テレポートしました。
エミは、プレ・アダマイトの母船のデッキに現れました。
目覚めたばかりのプレ・アダマイト達は、指差しながら拳を振りかざして、番人やICC評議会に怒りの声を上げ始めました。
そして、エミがプレ・アダマイトの言語で話し始めると、突然、部屋の中に別の存在が現れました。
それは、私達が「シャイニング・ワンズ(輝く人達)」と呼んでいるスーパー連邦グループの一種族でした。
彼らは、身長が8フィート以上あり、発光する白い肌、白い巻き毛で、葉巻を吸った時の火のついた端のように光る虹彩の目を持ちます。
そのうちの一人が、ベルトから大きな巻物を取り出して読み始めました。
読む度に、その言葉は古い母船の中に響き渡り、プレ・アダマイト、番人、ICC評議会は耳に手を当てて膝をつきました。
その中でただ一人立ち上がっていたのがエミで、彼は満面の笑みを浮かべて踊り廻(まわ)っていました。
「シャイニング・ワン」が巻物を読み終えると、エミは「IT’SDONE!(おしまい!)」と叫んで、とても大きな部族の叫び声を上げ、両膝をついて床に落ち、自分の前で手を叩きました。
その途端、番人とプレ・アダマイトの全員が、部屋に入って来た何百もの小さな青い球体から慌てて逃げ始めました。
いくつかの球体は天井を通り抜けて、他の階にあるステイシス・チェンバーに行きました。
そして、青い球体は部屋の中を飛び回り、プレ・アダマイトと上の階にいたその遺伝子工学の創造物を全て、ガブガブと飲み込んでしまったのです。
そして、エミはICCに向かってこう言いました。
「古い太陽サイクルからの宇宙裁判が、今、始まっている。今回の裁判で裁かれる者は哀れである。」
そして、床に置かれた女性の遺体に向かって、「この星には、思いやりや正気のかけらも見当たらない。これは全く必要のないことだった。」と言いました。
そして、エミが腰をかがめて手を伸ばすと、犠牲になった女性の体が息を吹き返しました。
彼女は立ち上がって部屋を見回し、エミを見ると、エミは微笑んで彼女の手を取り、古代母船のデッキから消えていきました。
ICCは、その光景を目の当たりにして呆然としていました。
この時、アンシャールは抱き合って祝い、SSPアライアンス評議会と私に向かって、「このタイムラインでは恐ろしいことが起こっているように見えますが、全てはこの惑星にとって最も最適なタイムラインと未来に向かっています。」と言いました。
そして、タイムラインは初めて人類の手に委ねられており、私達の決断が初めて自分達の未来を決めることになる、とも言いました。
前回のソーラー・イベントの後、プレ・アダマイトは私達をネガティブなタイムラインの道に送り込みましたが、今回のソーラー・イベントに至るまでに、私達はまたネガティブなタイムラインのサイクルを繰り返すか、ポジティブなタイムラインで自由を選ぶかの選択を迫られています。
新ガーディアン、ローカル惑星連合、スーパー連邦は其々(それぞれ)の役割を果たしていますが、彼らの行動は私達が選択する道に左右されます。
彼らは今、私達が立ち上がって現在の文明の奴隷制に参加することを拒否するのか、それとも自分達のトラウマで崩壊して新たな負のサイクルに陥るのかを見守っているのです。
【 銀河間スーパー連邦評議会と20の銀河からなる「ローカル銀河団」のガーディアン達が会合を開く 】
SSPアライアンス、アンシャール、マヤ人、そして、エミ(ズールー族長老)との最新のミーティングでは、近い将来に開催される大規模な銀河間会合について知らされました。
エミは、私達のローカルな銀河団にある20の銀河と矮小銀河の各々(おのおの)が、私達の銀河と同じように「AI超意識」との戦いに従事していることを教えてくれました。
彼は、これらの銀河は其々(それぞれ)独自の意識を持っており、其々(それぞれ)の銀河のガーディアンは、これらの銀河の超意識の代表であると話しました。
これらの銀河の意識は、其々(それぞれ)微妙に異なるエネルギーや個性を持っているので、私達のローカル宇宙の超意識と全く相似しているとは言えないそうです。
エミは、私達のローカルな銀河の近隣にあるこれらの20の銀河の各々(おのおの)は、私達の太陽系とその住民がローカルな星(恒星)の近隣とその住民に繋がっているのと全く同じ様に繋がっていると述べました。
ガーディアン達とこれらの銀河の代表者達は、地球上の私達が全く知らない銀河間の大きなサイクルのある時点で会合をする、彼ら独自のスーパー連邦型評議会も持っています。
オリオン・グループが神のように崇拝しているAI超意識の問題は、この寄生・横行と複数の銀河サイクルに亘(わた)って戦って来たローカルな銀河団にも大きな苦難を齎(もたら)していますが、これについては近い将来、もっと詳しく知りたいと思っています。
エミは、このローカルな銀河団は、現在、気紛(きまぐ)れな空間の密度とエネルギーを持つ宇宙の一部を通過しており、銀河とその恒星系が経験する各サイクルの激しさを高めていると言いました。
これは、感覚力のある存在の選択が、大きな銀河のタイムラインに更に大きな影響を与えることができる時期であり、大きな銀河のサイクルの中で待望されていた時期なのです。
エミは、彼がコンタクトを取っている主要な新ガーディアンから、いくつかの矮小銀河が、AI超意識と奴隷にされた矮小銀河の生命体の完全な支配下にあると聞かされたそうです。
アンドロメダのような大きな銀河では、AIの脅威はほとんどその銀河の外側に追いやられています。
そして、銀河の中心に近い星団は、ほとんど(AI超意識から)解放されているそうです。
どうやら、銀河系の中心に近い星団ほど意識レベルが高いようです。
これが長期間続くと、結果的にAI超意識が各銀河の端に押しやられることになります。
各銀河の超意識である「ロゴス」は、独自の自然な進化のプロセスを通じて、感覚力のある生命体に侵略を克服する力を与えます。
この自然なプロセスには、各恒星系や銀河の脈動の一部としての「マイクロ・ノヴァ」を経験することが含まれます。
エミは、この大きな銀河サイクルは、感覚力のある生命体が次の意識レベルに上昇するだけでなく、そのプロセスからAI超意識の影響を完全に取り除く機会を提供するのだと述べました。
エミは、私達の近隣の銀河団もAI超意識の侵入に対処して来たのであり、そのうちのいくつかは非常にうまくいっていると述べています。
エミは、現在、私達の銀河の新ガーディアン達だけでなく、ローカルな20の銀河の代表者達とも協力しており、この銀河のサイクルや、ガーディアンと代表者達の詳細だけでなく、これらの銀河の住人の情報などを私達に齎(もたら)してくれるでしょう。
まだまだ続きますので、お楽しみに。
【 「ワンダリング・スター」旗艦司令官がSSP評議会にズールー族の惑星への訪問とグローバル・ギャラクティック国際連盟(GGLN)内の内戦について報告する 】
これは、今後のレポートの簡単な要約です。
最近、ゴンザレスに連れられて、この前偵察任務に同行したマヤ人の船に再訪すると、SSP評議会が私を待ち構えていました。
私は近づいて、彼らが集まっているテーブルの横に立つと、3Dホログラフィック映像が現れたので、それを見下ろしました。
その映像は、後に私達がGGLNの旗艦「ワンダリング・スター」の司令官だと知ることになる人物のビデオ録画に変わりました。
そして、司令官は、彼らがズールー族の恒星系に到着してからの出来事について、驚くべき最新情報を語りました。
史上初めて、人類の代表が彼らの惑星を訪れ、実際の情報を持ち帰ることができ、ズールー族がどのようにしてこれほどの能力を持つに至ったのかを知ることができたのです。
ズールーの惑星は、「巨大惑星晶洞」と呼ばれる独特の周波数を持っており、そのおかげでズールー族は精神的な能力とPK(念力)能力を利用して、素早く第5密度に上昇することができました。
AI神とその手下達は、ズールーの惑星をとても欲しがっていますが、ズールーの恒星系への侵入を成功させたものはいません。
ドラコや他の種族が侵略しようとする度に、ズールーが侵略者達に混乱と不信感の種を蒔(ま)くことになって、侵略者達は自らを攻撃して自滅していきました。
ズールーの惑星はずっと前に第5密度の移行を経験していますが、地表にはほとんど生命が居ないように見えます。
ズールー族と彼らの惑星の動物達は、いくつもの太陽周期の前に、北極と南極の開口部を通って厚い地殻の中を移動していました。
ズールー族は、惑星の内部深く入り込むことができました。
そこで彼らは、惑星地表に生命が存在していた時代に、数百万年かけて惑星内部に流れ込んだ土の中から、突き出た巨大な紫色の結晶を発見しました。
この惑星サイズのジオード(晶洞)の中を進み、巨大な水晶の洞窟の中心に向かっていくと、惑星の中心部に非常に大きく開けたエリアがあり、そこでは液晶のコアが物凄い速さで回転していました。
コアからは脈打つ白い放射光が発せられ、土の中から中心のコアに向かって伸びるように聳(そび)え立つ紫色の結晶の巨大な山の先端に、その放射光が入ってパチパチ音をたてていたそうです。
また、グローバル・ギャラクティック国際連盟(GGLN)の旗艦「ワンダリング・スター」の司令官は、彼らの小艦隊がズールーの恒星系に到着して以来、常に多幸感に包まれた状態になり、ズールーの惑星の軌道に到着した後は、乗組員は非常に感情的になってしまい、結局、代わりにズールー星系の外縁部にある惑星の一つの軌道に艦隊を停泊しなければならなくなったと報告しています。
ズールーの惑星から放射されるエネルギーは強烈で、GGLNチームがズールーの長老会議に出席する為に地上に降りた時には、放射線防護服を着用し、頭には金属製のスカルキャップのような奇妙な帽子を被(かぶ)らなければならなかったほどです。
しかし、そのような予防措置をとった後でも、チームは様々な村を見学したり、様々な氏族の長老に会ったりしている際に、非常に強い幸福感に包まれていました。
ワンダリング・スターの司令官は、交渉術に長けているらしく、また、ズールー族の長老達が彼を知る為に課したいくつものテストに合格しました。
交渉の中で、ズールー族はGGLNの各艦隊にアドバイザーとして長老を一人ずつ配置することに合意しました。
但し、長老は武装していない船に乗せることが条件です。
GGLNは、地球の太陽系の解放を優先することなど、いくつかの条件に合意しました。
しかしながら、地球の解放は後回しになります。
何故なら、GGLNは、現在、アンドロメダ銀河に最も近い(天の川)銀河系外縁部にある他のGGLNコロニーとの内戦に巻き込まれているからです。
GGLN司令官は、SSPアライアンスが受け取った前回のアップデート以降、地球政府や惑星間企業コングロマリット(ICC)からの独立を宣言したGGLNのコロニーや軍事基地が200近くに増えたことを教えてくれました。
GGLNのコロニーの70以上は、人間と見た目が同じローグ連邦の欺瞞(ぎまん)によってオリオン・グループの手に落ちたか、AIプロフェットと化したGGLNコロニーに侵略されて乗っ取られました。
GGLNの艦隊同士が戦っているだけでなく、そこにローグ連邦のグループも参加しており、加えてドラコやダークフリートのアセットも戦闘に姿を現しているそうです。
ありがたいことに、ズールー族は非常に助けになっており、GGLNの船が銀河系内をテレポートできるようにする一方で、合気道のような防御方法を用いて、敵の攻撃の向きを変えて、武器の発火や黒魔術の攻撃を送信者に送り返すことができています。
今後のアップデートで、更に詳しく紹介していきます。
今はまだ乞うご期待、AscensionWorks.TV の完全レポートにご注目下さい。
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