金星人(その2)
April 2, 2024
逆転の知性より 【 金星人(その2) 】
地球人の遠い故郷、銀河シリンで進化した存在は、魚のような人間のような姿です。
そこでは4つの星に、同じ存在が住んでいました。
4つとも、表面が水に覆(おお)われた星です。
シリンでの現実は、特殊です。
同じ存在が肯定的想念で生きる星と、否定的想念で生きる星の両方に居ます。
この2つの星で、希望したことやイメージしたことが少しの時間差で現れる別の星が、其々(それぞれ)にあります。
合わせると、4つの星です。
希望の根拠となる現実と、希望の実現化が、肯定性と否定性の両方で展開します。
この現象が、宇宙にパラレルワールドの構造を作り出すことになります。
ただ、ここで否定的とか肯定的と言っても、ほんの僅(わず)かな差です。
シリンでの生き方は、とてもシンプルです。
前回、書きましたが、地球の時間が、再度流れ、科学者が再びシリンに来ました。
この星の住人の脳に、以前より多くの人の情報が入っています。
地球の新たな時間の流れは、シリンの時間までも変えています。
科学者が最も驚いたのは、シリンの惑星には、以前には居なかった科学者自身の過去の姿があったことです。
科学者は、この宇宙には、地球の時間から入り込んだはずでした。
しかし、シリンに進化した存在が現れた段階に、この宇宙に居たことになっています。
8人の科学者は、シリンの自分に、意識の進化を試みることにしました。
シリンの住人の脳には、これから天の川銀河の地球に至るまでの、この宇宙で生きる青写真が入っています。
シリンに住む自分の脳に、進化したパートナーと出会う青写真を組み込みました。
そして、科学者達は、未来の地球に帰って、その結果を見たのです。
1956年の地球に舞い戻り、そこで生きる自分の脳を測定しました。
シリンに居る自分への働きかけは、その後のいくつもの銀河での人生に強く影響しているはずです。
その結果は、シリンから遥か未来の地球に行けば、直ぐに分かります。
しかし、地球に戻ってみると、まるで進化していない、以前と同じ自分が居ました。
科学者は、これまで多くの人の進化過程の体験を奪って、自分のものにして来ました。
それは、これまで成功して来ました。
しかし、奪ったものはどこまでも借り物であることを、彼らは知っています。
だから、この宇宙を支配しているのです。
けれど今度は、自分が本当にシリンの時間から、この宇宙を体験をすることになるのです。
自分に、進化するチャンスが与えられている。
それは、驚きでした。
だから、このチャンスを逃したくなかったのです。
進化する相手に出会い愛される体験をするなら、今度こそ本当に進化できるはずだと期待しました。
しかし、それは、何の意味もなかったのです。
どれほど他者の進化を奪っても、青写真を操作しても、意識脳にある触れることも見ることもできない本物のデーターは、誤魔化(ごまか)しようもなく、真実の周波数を発してしまうのです。
彼らは、未だ知ることのできない進化のシステムがあるのだと、思い知ります。
Topに戻る
Comments on '金星人(その2)' (0)
コメントフィード
Comments are closed.