大選挙詐欺 : 捏造(ねつぞう)された選択が我が国を嘲笑する
March 7, 2024
ジョン・ホワイトヘッドからのメッセージ 【 大選挙詐欺 : 捏造(ねつぞう)された選択が我が国を嘲笑する 】
「独裁者は、自分達を王位から追放する可能性のある選挙を許可するつもりはない。」—ジーン・シャープ
政治学教授米国最高裁判所が、トランプ大統領の名前を投票用紙に残したのは正しかった。
憲法の「反乱主義者の禁止」に基づいて、連邦候補者を投票から除外する権限は州ではなく議会にあるという高等裁判所の判決は、代議制民主主義において、裁判所や企業ではなく、市民が人為的に作られた選挙人団ではなく、選挙人団が代表者を選出すべきである。
残念ながら、行われているのは選挙ではない。
選挙の嘲笑だ。
近年の他の全ての選挙と同様、今年の大統領選挙は、歴史家ダニエル・ブールスティンが「疑似出来事」と呼んだものであり、でっち上げられ、人為的に作られ、捏造(ねつぞう)され、宣伝される価値以外の本質的な価値が欠けている。
今後8か月間、アメリカ国民は、1)自分達の投票は重要である、2)この国の将来、いや、私達の命そのものが、私達が誰を選ぶかにかかっている、と説得することを目的とした、何十億ドル相当の政治プロパガンダを投与されることになる。
3)正しい候補者を選出することで、この国の悪いところは全て解決される。
人口3億3,000万人以上の国で、大統領の選択肢が2つしか与えられていないというのは、信じられないことではないだろうか。
もちろん、システムは不正操作されている。
同じように公職に相応(ふさわ)しくない二人の候補者のどちらかを国民に選択させることは、政府の運営について一部の者が発言権を持つことには決してならない。
実際、大統領の投票用紙にどんな名前が載っていても、個人政治の崇拝から一歩離れると、パワースーツの下では全員が似ていることに気づくだろう。
ホワイトハウスで勝利した候補者は、既に警察国家の権力を維持する為にファウスト的な取引を行っている。
私達は以前にも、この道を通ったことがある。
バラク・オバマ氏は、希望、変化、透明性のメッセージを掲げて選挙運動を展開し、戦争と監視の終結を約束した。
しかし、オバマ政権下では政府の内部告発者は日常的に訴追され、米国の武器販売は急増し、警察の軍事化が加速し、監視が広まった。
ドナルド・トランプ氏は、ワシントンDCの沼地を排水すると誓った。
しかし、トランプは汚職を終わらせる代わりに、ロビイスト、企業、軍産複合体、ディープステートが瀕死のアメリカ共和国の死骸を食い物にする道を開いた。
私達はもう何十年も、この沼に嵌(は)まっている。
ジョー・バイデンも、例外ではない。
もし、彼の仕事がディープステートの権力を維持することであったとしたら、彼は大成功を収めたことになる。
お金を追って欲しい。
それは常に、道を示してくれる。
大統領が代わる度に、私達は政府の監視の対象となり、警察の虐待が増え、SWATチームの襲撃が増え、路傍のストリップ捜索が増え、検閲が増え、懲役刑が増え、法外な法律が増え、終わりのない戦争が増え、侵略的な技術が増え、軍事化が進む。
更なる不正、更なる汚職、更なる縁故主義、更なる汚職、更なる嘘、そして、アメリカンドリームをアメリカの悪夢に変えたあらゆるもの。
私達がもっと得ていないのは、実際に私達を代表する選挙で選ばれた役人達だ。
11月に行われる大統領選挙で誰が勝ったとしても、投票するだけの準備ができていれば、敗者はアメリカ国民になるのは確実だ。
結局のところ、市民権には、一度(ひとたび)選出されれば権力者の命令と足並みを揃えて行進する人物に投票するという行為以上のものがあるのだ。
しかし、アメリカ人が政治家、戦争タカ派、企業アメリカに国を運営させることに満足している限り、警察国家は勝ち残るだろう。
「完全な継続性」とは、クリス・ヘッジズが、誰が行政府を占めても政府の議題が変わらない様子を指す言葉だ。
「政府の継続性」(COG)は、「大惨事」が発生した場合に政府を運営する為に任命された選挙で選ばれていない個人を指す為に、政策マニアが使用するフレーズだ。
また、影の政府、またはディープステートと呼ぶこともできる。
ディープステートは、選挙で選ばれていない政府官僚、企業、請負業者、紙送り屋、ボタン押し屋などで構成されており、実際に舞台裏で決定を下している。
どのような用語を使っても、結果は同じだ。
国家レベルでは、私達はウォール街など考えられるあらゆる分野にその触手が伸びている、どの政治家や政党よりも強力で、動かせない、手に負えない、確固たる勢力と対峙しているのだ。
軍、裁判所からテクノロジー大手、エンターテインメント、ヘルスケア、メディアまで。
これは、単なる石で倒されるようなゴリアテではない。
これは政治的救世主を装った、リヴァイアサンだ。
それでは、代議制政府におけるポピュリズムの実践を装った帝国エリート主義のこのあからさまな表示に対する解決策は、何だろうか?
ゲームを、止(や)めなさい。
システムのサポートを、停止する。
狂気を擁護するのは、止(や)めなさい。
止(や)めなさい。
ワシントンはお金で繁栄しているので、彼らにお金を与えるのは止(や)めて欲しい。
貴方を目的達成の手段としてしか見ていない政治家やスーパーPACに、苦労して稼いだお金を捨てるのは止(や)めて欲しい。
不正義、貧困、ホームレスなどの真のニーズに対処する為に取り組んでいる、価値のある草の根組織や非営利団体(ラザフォード研究所のようなグループ)は無数にある。
彼らをサポートすれば、自分の裏庭で本当に信じられる変化が見られるだろう。
政治家は票に依存しているので、有権者の声に耳を傾け、彼らの意向を守り、信頼を獲得し維持する為に懸命に努力した実績がない限り、政治家に票を与えるのは止(や)めて欲しい。
自分の投票が重要であると信じるのは安心だが、大統領は選挙で選ばれるのではなく、選ばれる。
学校で教えられていることやメディアが広めているプロパガンダにも関わらず、大統領選挙はポピュリズム的な代表選挙ではない。
むしろ、これは次期CEOを選ぶ為の株主の集まりであり、この事実はこの国の古めかしい選挙人制度によって強化されている。
言い換えれば、貴方の投票で、大統領が決まる訳ではない。
この国には有権者が2億1,800万人(実際に投票するのはその半数だけ)いるという事実にも関わらず、実際に次期大統領を選出するのは、候補者の各政党が厳選した538人で構成される選挙人団だ。
投票という「安心の儀式」に参加することで達成できる唯一のことは、我が国には民主共和国があるという幻想を維持することだけだ。
実際、私達は、政治学者のマーティン・ギレンズとベンジャミン・ペイジがより正確に言うところの、経済エリート(ロビイスト、企業、金儲けの特別利益団体)が支配し、国家政策を決定する「経済エリートの支配」に苦しんでいる。
そこには、驚きはない。
プリンストン大学の詳細な研究が裏づけているように、民主主義は寡頭制、つまり、選挙で選ばれた役人が平均的な国民ではなく、富裕層や権力者の利益を代表する政府システムに取って代わられていることが確認されている。
従って、大統領選挙は、現状維持に過ぎない。
一度(ひとた)大統領に選出されると、その人物は今日のアメリカ帝国大統領職である独裁の連続体の一部となる。
では、正しいことを全て言いながら何も実行しない暴君に、どうやって勝つのだろうか?
スポットライトが当たると約束が消えてしまう専制君主を、どうやって克服すればいいのだろうか?
慈悲だけが見せしめの独裁者を、どうやって征服するのか?
整理整頓して行こう。
私達は、教育を受ける。
私達は活動的になる。
投票するかしないかは、あまり関係ない。
重要なのは、政府の無能、虐待、汚職、汚職、詐欺、縁故主義に対抗する為に、他に何をしているのかということだ。
改革への唯一の道は、投票箱を通過することであるなどと騙(だま)されてはならない。
投票に導かれたと感じるのならそれでいいが、投票するだけなら「我々国民」は負けるだろう。
投票を棄権したまま何もしなければ、「我々国民」は負けてしまう。
この国の問題点を解決する為に、第三者の個人や団体に代理人を渡し、それだけをするのであれば、「私達国民」は負けることになる。
しかし、テレビを消し、話題の話題を消し、自分が執着しているあらゆるテクノロジーから自分を解放し、乳母国家の乳首から身を引き離し、使われていない市民の筋肉を柔軟にし始める準備ができているなら、そうすれば私達全員に希望があるかも知れない。
先ず、自分の権利を知り、その知識を行動に移そう。
私達が切実に必要としているのは、憲法の制限された政府の原則、抑制と均衡のシステムに対する協調的、かつ集団的なコミットメント、そして、大統領、議会、裁判所、軍、警察、技術官僚と金権政治、そして、それらが国家権力を掌握しているという認識である。
官僚……「私達国民」に答え、説明責任を負う。
第二に、全国的に考えて、地域的に行動することだ。
貴方の地方自治体が、どのように構成されているかを理解して欲しい。
貴方の市議会や教育委員会の委員は、誰が務めていますか?
地域社会が地域の問題について懸念を表明したり、政府当局の決定に反対したりする場合、どのような手段があるのだろうか?
地元で選出された議員はアクセスし易く、意見を受け入れてくれますか?
貴方の警察署長は、貴方の地域社会から任命されていますか?
貴方の地元メディアは、誰が運営していますか?
貴方の新聞は地元のイベントについて報道していますか?
審査員は、誰ですか?
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