愛は二人の関係ではない
May 24, 2023
オーロラ・レイ銀河連邦大使からのメッセージ 【 愛は二人の関係ではない 】
恋に落ちるというのは極(ごく)一般的で、とても甘いファンタジーです。
多くの人が人生の中で最も美しい瞬間は、誰かと恋に落ちる時だと考えています。
でも、私はそうは思いません。
私が思うに、人生で最も美しいのは自分らしく居られる完全な自由を手に入れることです。
そして、何ものにも執着しない時、人にも、信念体系にも、国にも、自分の評判や名前にも、何ものにも執着しない時、貴方は自由なのです。
誰かと関係を持ちたいという欲求は、不幸の最大の原因の1つです。
その理由は2つあります。
第一に、自分自身を十分に理解していない為に、誰かと一緒に居ることができないからです。
他人をコントロールしようとすればするほど、私達はより不安になり、幸せでなくなります。
第二に、私達は孤独を感じると、人を追い求めるようになります。
自分の中の空白を、埋めたいのです。
しかし、人は自分の本性に気づいた時、自分の中で完結していると感じるのです。
自分を幸せにする為に、外界のものは必要ないのです。
私達は、自分の欲望を他人に投影しがちです : 「本当に私を愛しているなら、私の為にこうしてくれるはずだ」。
これは、現実とは無関係な貴方の期待に誰も応えてくれない為、失望を招くことになります。
自分を幸せにできるのは、自分自身だけだということに気づいた時、大きな安心感を得ることができます。
もう、自分の欲望や期待に囚われることはありません。
自分の人生に足りないものは何もなく、自分の幸せを他の誰かに依存する必要もありません。
タンゴを作るには、2人必要です。
一人で居ることができない人は、誰かを愛することはできません。
もし、貴方が自分自身と一緒に居ることができないなら、他の人と一緒に居ることは不可能です。
自分を共有することは、できません。
何故なら、共有しようとすれば、自分を失ってしまうからです。
そうなれば、貴方には自由が残りません。
自分の自由を相手に譲ってしまい、奴隷、囚人になってしまうからです。
愛する者は、愛することによって何かを失うことはなく、むしろ、全てを得ることができるのです。
それこそが、パラドックスなのです。
危険を冒してこそ、人は安心を得ることができるのです。
だからこそ、一人になれる人だけが、相手を所有することなく、依存することなく、モノに変えることなく、依存症になることなく、相手を愛し、共有し、相手の心の奥底に入り込むことができるのです。
相手が離れても、自分が今と同じように幸せになれると分かっているからこそ、相手に完全な自由を与えるのです。
相手が幸せを提供しないので、相手は自分の幸せを奪うことはできないのです。
愛とは、2人の人間の関係ではありません。
一人の人間と、自分との間の関係です。
人を愛するということは、他の人間の中に見ることができる自分のその面を愛するということです。
だからこそ、その相手が自分にとって大切な存在なのです。
だからこそ、その人は貴方にとってとても貴重な存在なのです。
他者が居なければ、貴方は決して自分を見ることができません。
愛の可能性は、一方が他方に依存しなければならない関係ではなく、双方が自立していて、お互いを本当に愛することができる関係にあることです。
本当に相手を愛するということは、相手を変えようとする努力もなく、相手に期待することもなく、ただありのままの相手を受け入れることです。
本当の愛は、愛する対象を変えようとは考えず、ありのままを愛します。
実は恋愛において、相手に依存するのは NG なんです。
むしろ、本当に愛し合っている二人は、互いの成長を助け、挑戦し、互いの良さを引き出してくれるものです。
お互いに中毒になるようなことは、してはいけないのです。
好きな人が居なくなっても、他の人を愛することができるような、離れていても自立した完全な存在であるべきです。
恋愛とは、お互いの違いを受け入れ、その違いを土台にしていこうと決めた二人の結びつきです。
相手のマイナス面も見ますが、そのマイナス面に目を向けるのではなく、プラス面に目を向けます。
恋愛とは、相手から学び、相手と永続的な繋がりを築くことです。
誰かを本当に愛することは、貴方ができる最も無私の行為です。
誰かを愛する時、貴方は恐怖心や必要性、強迫観念から行動するのではありません。
相手から何が得られるか、相手がどう感じるか、ということではないのです。
何故なら、その人と一緒に居る毎日が、貴方の人生に新しいもの、刺激的なもの、美しいものを齎(もたら)してくれるからです。
貴方がこのような愛を持つことができれば、それは貴方の内側から、そして、周囲から放射されます。
それを体験した人達は、決して忘れることなく、また戻って来ることでしょう。
貴方の笑顔、瞳、精神など、貴方の人生のどんな側面に触れても、彼らは恋に落ちますが、それは全て貴方の全てを照らすこの愛に帰結します。
一人で居ること、自分自身を楽しむことができれば、健全な関係を築くことができます。
もし、貴方が一人でいる時に幸せになれないなら、貴方はパートナーに依存しているか、パートナーとの関係が不健康である可能性があります。
相手が離れていくことを悲しく思い、心の中で、相手が側(そば)に居ることに、自分の幸せを依存するようになってしまうのです。
そんな時、相手が離れて行ったり、居なくなったりすると、惨めで寂しい思いをすることになります。
心は世界のように大きく、貴方が真実であれば、全ての生き物は貴方の心の中に属しています。
私達は、貴方を心から愛しています。
私達は、貴方と一緒にここに居ます。
私達は、貴方の光の家族です。
私達は、銀河連邦です。
エイ・ホー (A’ HO)
全ての人に神聖な祝福を。
オーロラ・レイ銀河連邦大使
Topに戻る
Comments on '愛は二人の関係ではない' (0)
コメントフィード
Comments are closed.