純粋な意識で生きるには
November 21, 2022
オーロラ・レイ銀河連邦大使からのメッセージ 【 純粋な意識で生きるには 】
ヴィパッサナー(サンスクリット語 : 「心と心で見る」)は、現実の真の本質を洞察しようとする古代仏教の瞑想法です。
苦しみからの解放を発見する為の方法として、観察と考察から全てが説かれています。
ヴィパッサナー修行の目的は、好みや執着を排して、物事をありのままに見ることです。
これは仏教の知覚理論に基づくもので、全ての経験は、私達の精神活動から生じるというものです。
この瞑想法は個人的な人間関係から社会の仕組みまで、人生の様々な分野に応用することができます。
ヴィパッサナー瞑想は、歪(ゆが)みや迷いなく、自分自身の心の本質をはっきりと見ることを教えてくれます。
このように明晰に自分の思考や感情を観察できるようになると、それらが実は自分から切り離された独立したものではなく、人生そのものと同じように自然に生じては消えて行くことを発見することができるのです。
時間をかけて思考や感情を切り離す方法を学び、瞑想セッション中に思考や感情が邪魔にならないようにすることができます。
これにより外的刺激に引き摺(ず)られることなく、内的体験に集中できる冷静な状態を獲得することができます。
ヴィパッサナー瞑想を実践したいのであれば、先ず自分が快適に過ごせるようにすることです。
誰にも邪魔されない静かな場所で、足を伸ばせる十分なスペースがあるところに座りましょう。
部屋の温度は暑過ぎず、寒過ぎず、ちょうど良い温度にしましょう。
座り心地は、両足を床につけて直立できるものを選びましょう。
胡座(あぐら)をかいても構いませんが、先ずは枕を1~2個置いて背凭(もた)れに寄りかかり、その姿勢で試してみましょう。
できれば、30分以上(45分以上が望ましい)、誰にも邪魔されない時間を選びましょう。
ヴィパッサナー瞑想の実践の第一歩は、深くゆっくりとした呼吸をすることを学ぶことです。
第二のステップは、一日の間に心の中に生じる自分の考えを観察する方法を学ぶことです。
これは、目を閉じて楽に座って行うことができます。
瞑想している時、貴方は、今、この瞬間に居るのです。
貴方は他の何も考えていないし、次に起こるかも知れないことについての判断や期待を持っていません。
心は、野生の馬や猛火のようなものです。
貴方がそれを制御しようとすると、それだけで悪化します。
しかし、貴方がそれを聞かせている場合、それは安らかさと静けさのその自然な状態に落ち着くでしょう。
貴方の心に1つの思考が発生すると直ぐに、それが存在するようになるのを見て下さい。
その後、それについて考えたり、何らかの方法でそれを制御しようとするのではなく、見ることによって、それが自然に過ぎ去るようにします。
このプロセスは、練習で簡単になります。
暫(しばら)くして、座って瞑想している時、思考が以前よりも速く来て、去っていくことに気づくでしょう。
全ての思考を、意識する必要はありません。
ただ、何が出て来るかを観察し、それをまた手放すだけでいいのです。
ヴィパッサナー瞑想を始めたばかりであれば、思考が心に浮かぶことは珍しいことではありません。
そのような時は、ただその考えが生まれ、自然に消えて行くのを見ましょう。
そして、このプロセスをもう一度試してみて下さい。
一つの思考が生まれたら、それが存在するのを見ます。
そして、それについて考えたり、何らかの方法でコントロールしようとするのではなく、見ることによってそれを手放すのです。
このプロセスは、練習すれば簡単になります。
貴方のマインドフルネスが強くなるに連れて、思考はより簡単に観察できるようになり、貴方が努力しなくても貴方の意識に吸収されるようになります。
3つ目のステップは、自分の感情を観察することです。
怒りや悲しみなどの感情に気づいたら、それを観察し、手放します。
これは簡単そうに聞こえるかも知れませんが、最初のうちは驚くほど難しいことです。
自分の感情を変えようとするのではなく、ただその感情が生じるのを観察し、その感情を通り抜けるだけなのです。
自分がある感情を抱いていることに気づいたら、次はその感情そのものを認識することに取り組みます。
その内容(どんなテーマなのか)ではなく、その形態(形)です。
例えば、”I’m feeling angry “は、”I’m experiencing anger “と訳すことができます。
これが分かると自分の感情をもっとよく観察するようになり、「何を変えるべきか」「何を強化すべきか」という自分自身のことを教えてくれるようになるのです。
この3つ(第1呼吸、第2思考、第3感情)を超えた時、残るのは自分の純粋な意識だけです。
ヴィパッサナー瞑想の核心は、全てのコントロールと期待を放棄することです。
思考や感情を消し去り、この瞬間にあるのは自分の純粋な意識だけであることを受け入れるのです。
そして、感情、欲望、思考など、生じるもの全てを受け入れるのです。
それらが完全に消えて、貴方が純粋な意識の状態になるまで、来ては消えるのを眺めるしかないのです。
最初は難しいかも知れませんが(思考や感情が「存在」しようと争うから)、時間をかけて練習していくうちに段々簡単になっていきます。
そして、その僅(わず)かな時間の瞑想で、一日中リラックスし、休息し、穏やかな気持ちで過ごすことができるかも知れません。
ヴィパッサナー瞑想は、いつでもどこでも実践できます。
自宅や公園で静かな場所を見つけることもできますし、コンピュータの前に座ってもかまいません。
どこで瞑想を行うかは、問題ではありません。
瞑想はマインドフルに生きる為の重要な要素であり、自分の感情が生じたり消えたりするのを認識し観察することを学びます。
そして、瞑想が自然にできるようになれば、瞑想の仕方を学ぶのは簡単なことです。
私達は、貴方を心から愛しています。
私達は、貴方と一緒にここに居ます。
私達は、貴方の光の家族です。
私達は、銀河連邦です。
エイ・ホー (A’ HO)
全ての人に神聖な祝福を。
オーロラ・レイ銀河連邦大使
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