自分の家で玉座に座る皇帝になる

September 8, 2022

オーロラ・レイ銀河連邦大使からのメッセージ　【 自分の家で玉座に座る皇帝になる 】

親愛なる皆さん。
古来より男女を問わず、自分の精神面を磨くことを求めて来ました。

仏教では、心は鏡のようなもので、いつも綺麗に磨いておかなければならないとされています。
そうでなければ本当の自分を見ることができず、自分の存在の意味を理解することができないからです。

心は、この世界の主要な道具です。
この宇宙全体を創造したのは、心です。
身体はその為の乗り物、運搬物に過ぎません。

自分の心をコントロールできない限り、この世界に対して何かをすることはできません。
そして、心をコントロールする為の最初のステップは、心がどのように機能し、どのように思考が生じ、どのように思考が破壊されるかを知ることです。
最初のうちは、自分と自分の心の間で常に戦いが起こっているので、それについて非常に警戒しなければなりません。

心は、2つの部分で構成されています。
1つは、今、この瞬間に留まり、もう1つは記憶と想像の中に戻って行きます。

思考とは過去に撮影された言葉のないイメージや感覚に過ぎず、その写真は脳の記憶中枢に保存され、再び心のスクリーンに映った時、以前と全く同じ感覚を生み出すのです。
だから、思考は必ず、感情を生むのです。

それは私達の心の中にある、最も重要な秘密の一つです。
それは自分自身を私達のものだと思いながら、私達のものではない訪問者なのです。

実のところ心は私達の中の内なる芸術家のようなもので、記憶や過去の経験、トラウマなどの思い込みや痕跡を元に、全てのストーリーを創り上げているのです。
先ず学ぶべきは自分は自分の思考でもなく、自分の感情でもない、意識そのものであるということです。
そして、意識がある限り自分と思考や感情の間にはある程度の距離があり、そうでなければ意識は全くないかも知れません。

マインドフルネスとは、心にスペースを作り、それが習慣的に機能するのを止める技術です。
つまり、現在に存在し、気づき、手放すということです。

その為、マスターするのがとても難しいのです。
しかし、マインドフルネスをマスターしたと感じた時、それは貴方の人生に大きな変化を齎(もたら)すでしょう。

心というものは、本当の自分ではありません。
それはちょうど、思考、画像、及び欲望のシリーズです。
それは、自分の家に他人を住まわせているようなものです。

それを見張り、監視し、追いかけましょう。
全ての瞬間が警戒し、見張り、警戒し、見張るようにしましょう。

心と戦わないこと……これも欲望です。
自分を大切にしないこと……これも欲望であり、自己顕示欲の微妙な一種です。

心とは、思考、感情、感覚的な知覚の束に過ぎません。
それは、貴方の家に住み着いた知り合いのようなものです。

怖がるのではなく、心と仲良くなって、心を使いこなしましょう。
心は友人であり道標(みちしるべ)となるものですが、注意深くコントロールすることが必要です。

友好的になり、合理化したり、執着したりするような執着を避けましょう。
そうすることで、物事を一方からだけでなく、はっきりと見ることができるようになります。

心に、惑わされないで下さい。
心が完璧であることは、有り得ません。
それは、貴方に対して働きかけ、自分の目的を達成する為に他人を操っているのです。

貴方の思考と、同一視しないで下さい。
彼らは、貴方を定義することはできません。
貴方は無限の意識、純粋な意識です。

警戒を、怠らないで下さい。
思考は、単なる思考です。
それらに、執着してはいけません。

思考が行ったり来たりするのを観察し、自分がそれに反応するのを観察して下さい。
貴方は、貴方の思考ではないことを忘れないで下さい。

この思考やあの思考に従うのではなく、思考と思考の間のスペースを観察して下さい。
そして、思考と戦い続けてはいけません : 思考は現実ではなく、破壊することはできません。

これは、見ることのプロセスです。
これが、「孤独」です。
それが、瞑想です。

どんな現象でもまるで映画のように見ることができるようになれば、貴方はその現象から自由になることができます。
そうなれば、それが怒りであろうと、貪欲であろうと、欲望や憎しみであろうと関係ありません。

ただ見るだけで、エネルギーは変化します。
貴方は、そのエネルギーから解放されるでしょう。

そして、この見るということは、何の努力も必要としません。
何かをするということではなく、ただ何もしないということです。
そして、ゆっくりと、ゆっくりと、貴方が光と喜びで一杯になり、言葉も努力もなく、貴方の全身が祈りとなる瞬間がやって来ます。

過ぎ行くものに引き込まれることなく、見守ることができる人を皇帝・皇后と呼びます。
もし、貴方が何にも巻き込まれずに見ることができたら……それが「気づき」の意味です……貴方は自分の家の玉座に居る皇帝なのです。

私達は、貴方を心から愛しています。
私達は、貴方と一緒にここに居ます。
私達は、貴方の光の家族です。

エイ・ホー (A’ HO)

オーロラ・レイ銀河連邦大使

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